2011/09/21

山の気温は順調に下がっています



昨年は猛暑の影響で、山上げ栽培場の夜温が下がらず、ヤキモキしたのですが、 今年は台風が通過するたびに山の気温が順調に下がっているようです。

写真は昨日、標高1000Mの恩原高原の頂上付近の山上げ場でのものです。




天気が悪いとはいえまだ明るい夕方前の気温がすでに15.3度。しかも見る見るうちに気温が下がっています。

作業をしているうちに、併せて設置している最高最低温度計の水銀柱が14度になりさらに最低温度を記録する左側の水銀柱が青いメモリをグイグイ押し上げています。つまり、気温が下がってきているということです。この温度計は左が最低温度、右が最高温度を記録してくれます。



夜間の確実な低温により、デンドロビュームの体内では開花のための準備が進みます。

茎が充分に完成したデンドロビュームは、夜間の最低気温14℃以下の低温に合計の回数が25回くらい当たると、花が咲く準備ができるのです。

すでに一部の花市場の関係の方からは開花時期、初出荷の時期の問い合わせもあります。
山下げ後の天候にも開花時期はかなり左右されますが、今年は昨年よりはデンドロビュームの早い開花が期待できそうです。