2012/07/19

バニラビーンズが落下

政津農場のバニラにちょっと異変がありました。





せっかく実りつつあるバニラビーンズがポロポロと落下してきます。

梅雨明け前から続く高温のせいでしょうか?
それとも、かれこれ10年になるこの巨大な樹にも寿命が来たのかと心配になりました。



原因はどうやら、根にあったようです。

梅雨の期間に連続して降り続いた豪雨のせいで温室周りは水はけが悪くなり、その水が温室内にも侵入。棚下に根を張ったバニラの周りはいつまでも古い水が溜まったままでした。
そのため地中の根の一部に腐敗が目立ちます。



生育中は水が必要とはいえ、不要な水や古い水の停滞が根痛み根腐れの原因となったのでしょう。


元々は鉢植えを棚下に置いておいたものがいつしか、根が増えて地面に直接根を張らせていきました。ここまで大きくなることは想像していませんでしたが、地面に植わっている以上はしかたがないのかも知れません。


落下したバニラの鞘を割ってみると、すでに小さな種が確認できます。
もちろん香りはしませんが、せっかくここまで実ってきたのに残念でした。




梅雨明けもしたことですし、少しづつ元の環境に戻ってくれるでしょう。



そして、こちらのバニラビーンズはすくすくと生長を続けているようです。


収穫まではまだまだです。