2015/01/27

実生のデンドロビュームが満開

山本デンドロビューム園の研究温室では実生のデンドロビュームが満開です。







デンドロビュームは種から花が咲くまでに約5年掛かります。
交配、結実、播種、そして小苗、中苗、開花株へ生長した後にやっと開花するのです。
それが、実生初花と呼ばれるものです。

5年前に交配したその結果がやっと今見ることが出来ます。






この中から優良花の選抜が行われ、試験栽培を繰り返した後、増殖してやっと鉢物商品として市場に流通します。選抜した後、少なくとも5年以上掛かります。

さらに改良を加えるために、交配親として使用されれば、次の結果を見るのは5年後になります。


品質の高いデンドロビュームを生み出すため、弊園ではこのように気の長い地道な作業を毎年繰り返しています。


研究温室では数多くの美しく魅力的なデンドロビュームが自分たちの出番を待っています。