Apr 20, 2012

新芽が大きく伸びて来たら

4月も半ばを過ぎ、デンドロビュームの新芽の生長も著しく、次のシーズンの開花を予定する栽培場では生育旺盛な苗がまるで先を争って伸びているようです。

大きなものは既に50センチ以上も伸びて、隣同士、押し合いへし合いの様相です。
ここまで来ると支柱立てが必要になってきます。





 通路へはみ出すものや、自身の重みで前に倒れ込むものまで。


放っておくと、互いに邪魔しあい、それぞれの生長に良くありません。

この状態で放置することで株元への光線不足を引き起こし、バルブの充実不足を招いたり、葉っぱ同士の密着により、病気やダニの発生を引き起こす原因となります。



原種にあるような下垂性のデンドロビュームやセッコク系統のバルブの細いタイプでない限り、健全な生育を目指すならやはり支柱立ては必要な作業と言えます。
特に4倍体系統のデンドロビュームはバルブの充実が花つきの良し悪しに影響するため欠かせない作業です。





支柱で支えることにより、苗全体、株元近くまでしっかりと光線が当たるようになります。
風通しも良くなり、病気や害虫の影響を受けることが極端に減ります。




皆様のご自宅のデンドロビュームも新芽がある程度の高さになり、前に傾きはじめたら支柱で支えてやるとよいでしょう。
株元まで陽が当たり、バルブも素直に真っすぐ伸び、充実します。
さらに新芽を安定させることで根張りもスムーズになるでしょう。

支柱の立て方はここを参考にしてください。

支柱で支えてやりましょう
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2011/06/blog-post_27.html