4月になりました。
岡山市は生憎の天気でしたが、気温は高く、温かい雨でした。
山本デンドロビューム園では開花鉢の出荷作業ももほぼ終わりに差し掛かり、長かった開花シーズンも終わりに近づいています。
しばらく花を楽しめないとなると非常に残念な気持ちですが、貴重な保存株の整理、開花の記録を残す作業など、花があるうちでないと出来ない作業を急いで行っています。
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Den.Isochidori (1975年登録) |
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Den.Orange Gem (1982年登録) |
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Den.Fortune (1977年登録) |
植えて12年目を迎える弊園の巨大ウィガニーはちょうど満開でした。
甘い香りが温室一面に漂います。
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Den.Wiganiae |
高さも 2メートルを超え、見上げると首が痛くなるので、少し離れた場所から見るのが丁度よい感じです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgitQ-4t4sUXkxzdjBUR0ZU10ZjkGja0X57SyN_PCaZAREQdwP-CViOlOh4WrCESFo5qRfCeNt2_F8OGAqIJLM_JziuPAgYTlRolfPYOXvO7DdG881TGubGs2U828hTA7dChBRasovKjgw/s1600/DSC_2103.jpg) |
Den.Wiganiae |
さて、開花シーズンの終わりを惜しむ一方で、
栽培農場ではすでに次の開花シーズンに向けての育苗が本格的に始まっています。
新芽が勢い良く伸びています。
そしてそれを支える支柱立ての作業がパートさんの手によって行われ、苗が整然と並んでいきます。
こうすることで、株元までしっかりと光線が当たるようになります。
根本からしっかり太った株を作ることが出来ます。
皆さんのご自宅のデンドロビュームはいかがでしょうか?
4月の管理と、これから必要な植え替え方法へのリンクを記載しておきます。
是非参考になさってください。
このブログで解説するデンドロビュームの育て方の基本は温室がない一般家庭の無加温栽培を元にしていますが、栽培環境によっては、ご自宅の状況に当てはまらない場合もあると思います。
ここに書いてあることを必ず実行しなければならないということはありません。
ご自宅の株の状況に合わた肥培管理をなさって頂くと良いでしょう。
お住いの地域、気候によって、適応する管理は異なります。
温室栽培やお部屋の温度が比較的高く、生育が進んでいるとお感じになる場合などは翌月の管理も参考にするのも良いと思います。
東北、北海道など寒い地域の方は3月の管理を参考になさってください。
栽培環境も様々、苗の状況も様々です。
基本さえ守ってさえいれば、デンドロビュームは枯れたりすることはありません。
植え替えの時期
夜間の最低温度が12~13℃以上になってから、4月から6月にかけてが最適です。花が咲いている場合は花が終わってからにします。
準備するもの
植え替えが必要かどうかを見極めます。植え替え時に使用する植え込み材料は、ヤシガラ、水苔のどちらでも構いません。
水苔植え場合
保水力のある水苔には通気性の良い素焼き鉢が最適です。一度水で湿らせ、軽くしぼってから使用します。
ヤシガラで植える場合
通気性の良い、乾きやすいヤシガラを使うときは鉢の方を乾きにくい素材の陶器鉢かプラスチック鉢にしてやると良いでしょう。
バークで植える場合
水苔植えやベラボン(ヤシガラ)植えに比べて、水はけが極端に良すぎるので、乾き過ぎへの注意が必要です。
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/p/blog-page_20.html
次のシーズンも是非、素敵な花を咲かせてください。