Oct 28, 2014

デンドロビュームの山下げ作業が終了

デンドロビュームの山下げ作業が終わりました。

ハウスの撤去、冬支度はまだ残ってはいますが、今日ですべての植物が山を降ります。




去年に引き続き、台風には随分泣かされました。
10月のあいだ、温室と山の圃場を何度もトラックで往復しましたが、すべての鉢を無事に持ち帰ることが出来て一安心です。







山はもう冬の始まりです。今朝の気温は0度近くまで下がっていました。

左は現在の気温と湿度、右の青い棒で最低温度が確認できます



 岡山に戻ったトラックの扉を開けるとひんやりと冷たい空気が伝わってきます。
 キンキンに冷えたデンドロビュームと共に、山の冷気までいっしょに運ばれて来たようです。




こうして温室に持ち帰ったデンドロビュームの鉢は年内の開花に向けて、温度管理され、ギフト用の鉢物として出荷されて行きます。



そして、温室を見回すと、今年一番に山下げしたデンドロビュームが既に大きな蕾を着けているではありませんか。
 11月に入るとすぐに咲いてしまうのではないでしょうか。
最初の山下げの9月26日から数えると、約40日での開花となりそうです。







私達にとって、一年の中で最も忙しい時期がもうすぐやって来ます。



Oct 9, 2014

山下げが本格化するも台風が心配です

今年は山の気温が下がるのが例年よりも早いため、デンドロビュームの低温処理は非常に順調に進んでいます。



既に低温処理を終えたデンドロビュームを岡山市内の温室に持ち帰る山下げが先週から本格的に始まりました。







いずれも鉢も順調で、ほとんどの株に花芽が確認できます。






ただ心配なのは、10月に入ってから台風の接近が多いことです。
先日台風18号が去ったばかりだというのに、また次の台風19号がやってきます。

岡山から山上げ場までは片道3時間。
両方の栽培場を台風の接近のたびにハウスの補強などの台風対策をとらなくてはならないために往復することになります。
予定外の作業の連続で山下げ作業にも遅れが出そうです。

また植物そのものに大きな影響はないように見えますが、台風の通過する間、雨風にさらされ続け、おまけに気温も低いため葉の病気の発生も心配されます。

自然現象なので仕方ありませんが、今シーズンの台風発生はこの辺りで終わりにして欲しいですね。