Jul 1, 2013

7月に入りました

7月に入りました。
梅雨も後半に差し掛かったと思われます。
雨降りと晴れ間の繰り返しで、両極端な気温の差と光線の違いに、デンドロビュームの管理に迷うことが多でしょう。

光線不足になりがちな梅雨時は、少しでも明るくしてやりたいとお感じになるでしょう。かと言って、直射光線下で突然の晴れ間で葉やけを起こしてしまっては困りますね。

遮光率は40%前後が基本ですが、近年の猛暑日の連続では少し頼りないと思うこともあります。そのような状況で真夏と春、秋を同じ遮光率で済ませようとすると無理があります。気候の変動で昔の栽培法が当てはまらないことが起っているようです。
春から初夏と真夏ではあらかじめ遮光率の異なるネットを用意しておくのも良いでしょう。
ネットを張る位置、高さによっても影になる面積や 風の通り抜け効果が異なりますので
管理しやすい最適な置き場所を見つけてやりましょう。



こちらも参考に
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2011/06/blog-post_21.html


肥料やりのチャンスも今月までと考え、夏以降もやりすぎて、伸ばしすぎや高芽を出す失敗をしないよう注意が必要です。
春から伸びてきた新芽や根はいつまでも生育するわけではありません。次第に止め葉が出て、秋までにしっかりと太ったバルブが出来上がるのが理想的です。



鉢増し、植え替え、株分けなどまだの方はお早めに。
今がもっとも葉が展開し、根が伸びて生育著しい時期です。


夏以降の植え替えが適さない理由は、冬までに新しい鉢に根が回るために必要な期間が足りないことです。
根張りが少ない状態で冬を迎えると、水やりで失敗したり、春先に良い花が咲かない可能性があります。

山本デンドロビューム園でも開花時期にあわせて、寄せ植え作業が急ピッチで進められています。
年末のギフト用に寄植えされるデンドロビュームの鉢物はあと2ヶ月ほどで山あげ、低温処理へ移ります。生育、作業の遅れは製品の出来に大きく影響します。


9月には山あげを控えた大鉢
鉢の表面は目新しいベラボンで覆われていますが、数カ月後には根で溢れるほどにしなくてはなりません。

寄せ植え間もない8号サイズの鉢


デンドロビュームの7月の詳しい管理はコチラを参考にしてください。

デンドロビュームの7月の管理
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2011/07/7.html

  本格的な夏がやってくる前にしっかり読んで、夏の管理のために準備をしましょう