May 8, 2012

研究温室の整理

開花シーズンも終了し、栽培場では既に次のシーズンに向けての作業に余年がありません。
研究温室も同様です。


2月にはこのように、実生の初花や交配用の親株で溢れかえっていた場所は、すでに来年の2月の開花にむけて新しい実生苗が運び込まれています。

今あるのは全て新しく入れ替わった未開花の実生苗です。


あれだけ多く咲いていた今年の初花は、ごく一部の選抜株を交配親用に残し、ほぼ淘汰されました。



 本当に優れた遺伝子のみを残すため、選抜基準を下げるわけにはいきません。これを50年繰り返してきたこの研究温室の中は銘花の宝庫というだけでなく、世界で最もデンドロビュームの育種の進んだ場所といって良いでしょう。
 


保存株(親株)はすべて素焼き鉢に植え替えを済ませました。
これから半年以上の栽培管理の後、再び見たことのない最先端の花を見せてくれるのです。






このように全て片付いて、すっきりしたと思っていましたが、増えすぎてしまった保存株や見切りをつけた親株の一部が隅っこにありました!









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