Aug 18, 2011

厄介な住人 イタチ

政津農場のある場所は岡山市とは言っても郊外の周囲を田んぼに囲まれた田園地帯にあります。

入り口を全開放の夏は周囲から飛来する害虫にも悩まされますが、野生動物にも悩まされています。一番困るのが、イタチによるもの。





被害と言っても、デンドロビュームを食べるわけではないのです。
資材の倉庫に棲みついて、ネットや農業用ビニールを寝床に子育てをします。
営巣のためにビニールを噛み砕いたり、シートを破いたりのやりたい放題。

糞であちこちを汚すことはもちろん、獲物のヘビ、カエルの死骸、時には鳩までも持ち込み子育てをしていますのでたまりません。

そしてとにかくイタチの臭いが酷いのです。イタチが棲みついているかどうかは臭いでわかりますね。

当然ですが、侵入経路は入り口から礼儀正しくというわけではなく、このように糸の入った農業用ビニールで結構丈夫なんですが、簡単に破って入り込むのです。


見つけ次第、修理するのですが、塞いでも塞いでも新しい入口が出来ています。
「イタチごっこ」とはこういうことじゃないのかと考えてしまいます。




今年は親イタチの姿は確認できませんでしたが、6月頃から子供のイタチが3匹ほど倉庫内をチョロチョロ。
3匹くらいというのは、あちこちから顔を覗かせては引っ込んでの繰り返しで、同時に確認できたのが3匹までのため、最低3匹はいるような気がするのです。

パートさんからは可愛いと評判の彼らですが、何一つ良いことはありません。


















骨だけになったヘビの残骸。これが一つや二つじゃないのです。







この投稿を書くにあたってイタチの駆除について調べてみましたが、イタチは保護動物に指定されている為、本来は自由に駆除は出来ないようです。
オスのイタチは狩猟期間内あれば、罠を設置して捕獲できます。しかし、メスのイタチは狩猟獣指定ではないため、期間に関係なく捕獲は出来ません。知らずに罠を仕掛けたりしている人もいるのではないでしょうか。
ちなみに岡山県の狩猟期間は11月15日~2月末日とのこと。




イタチ対策としては捕獲のために檻の罠を仕掛けるのですが、警戒心が強くなかなか掛かりません。

何とか捕まえた場合は遠くの山まで連れていき、逃してやりますが運ぶ途中の車の中はイタチの臭いでたまらなく臭いのです。

条例に従い、秋になったら、捕獲作戦を決行しようと思います。