Oct 14, 2011

10月とはいえども安心できません

葉焼けや高温障害は暑い夏だけのものと思っていませんか?

暑い夏をやり過ごして気温が下がりかけたこの時期でも、デンドロビュームの置き場所によっては葉焼けや高温障害を起こします。

ガラス窓を閉めきった窓辺や簡易温室を利用されている方はご注意ください。

空の澄んだ秋は光線も強く、室内の窓辺は高温になりやすいものです。

特にホームセンター等で販売されているワーディアンケースやビニール温室のような簡易的な温室は、晴天時に室内の気温が急激に上がることがあります。
規模の小さなアルミ温室なども油断できません。



ちょっとの間と思って、自宅を留守にして失敗することが多いため、置き場所には十分注意したいですね。

以下は先日、弊社温室で見られた見事なまでの高温障害の例です。
プロの生産者としては大変恥ずかしい事例です。







この株は風通しが他の場所に比べてやや悪く、鉢の中が乾き気味の状況で、強光線に晒されました。わずかな時間でこの結果です。


この症状も、温室の窓や入り口の開放により、風通しに気を配れば防げたかもしれません。
日中の気温が下がり始めたため、油断したようです。




 ついでに葉焼けまで、、、





ここの温室担当の人、以後気をつけてください。

皆さんもどうかお気をつけください。