Feb 7, 2012

自家製バニラビーンズはどうなった?

前回2011/11/05のバニラビーンズの加工に失敗した模様をお伝えした投稿を覚えていらっしゃるでしょうか?


バニラのその後(失敗かも・・・) 

その続きです。

何とか1本確保したバニラの鞘。

前回の失敗を教訓に収穫を早まらず、十分に成熟させることにしました。

 

 

 

 

鞘全体がやや色褪せた11月28日、ついに収穫。

 






バケツに熱湯をいれ、約60度に調整します。
おお湯に浸ける時間は前回同様に約一分。

 

 

 お湯から引き上げた後、温かいうちに濃い色の生地にくるんで保温します。

濃い布でなくてはならない理由はイマイチわかりません。

 

 

その後、前回同様に1週間毎日、太陽光の下で1日2時間だけ天日干し作業をします。

この1週間の作業が終わると、2~3ヶ月風通しの良い日影で乾燥させるとのことですので、そのまま温室の片隅の風通しのよい場所にバニラビーンズを配置することに。

 

 貴重な1本です。外は気温が低すぎるため、湿度のかなり高い温室内での作業です。

乾燥作業以外の時は桐の箱に納めて保管です。

 

そして、約2ヶ月後の様子です。

前回は1カ月後の干からびたバニラビーンズにがっかりさせられましたが、今回は全く異なる様子です。

 

 

ずっしりと重量感あるバニラビーンズはまだ生っぽい感触を残しつつも、日に日に甘いバニラの香りを周囲に漂わせています。何だかとても良い感じではないでしょうか。

 


自家製国産バニラビーンズの完成に一歩近づいたようです。

 

 是非この調子で完成まで扱ぎつけて欲しいと思います。

 

 


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