Jul 1, 2014

今日から7月

7月に入りました。

あっというまに1年も半分過ぎて、きょうから下半期ですね。
5ヶ月後には再びデンドロビュームの開花シーズンに突入することになります。

関東方面では雨の多い天気が続いたようですが、岡山市は比較的晴れて気温の高い日が多い印象の6月でした。



雨降りと晴れ間の繰り返しで、両極端な気温の差と光線の違いに、デンドロビュームの管理に迷うことが多でしょう。

光線不足になりがちな梅雨時は、少しでも明るくしてやりたいですね。
かと言って、直射光線下で突然の晴れ間で葉やけを起こしてしまっては困ります。

遮光率は40%前後が基本ですが、近年の猛暑日の連続では少し頼りないと思うこともあります。
そのような状況で真夏と春、秋を同じ遮光率で済ませようとすると無理があります。気候の変動で昔の栽培法が当てはまらないことが起っているようです。
春から初夏と真夏ではあらかじめ遮光率の異なるネットを用意しておくのも良いでしょう。


弊園でも昨年から一部のハウスでは夏の遮光ネットを50%の遮光率に変更しています。

ネットを張る位置、高さによっても影になる面積や 風の通り抜け効果が異なりますので
管理しやすい最適な置き場所を見つけてやりましょう。




デンドロビュームの7月の詳しい管理はコチラを参考にしてください。


デンドロビュームの7月の管理
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2011/07/7.html

  本格的な夏がやってくる前にしっかり読んで、夏の管理のために準備をしましょう。


梅雨明けまでは油断は禁物です。こちらも参考になさってください。 http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2011/06/blog-post_21.html


肥料やりのチャンスも今月までと考え、夏以降もやりすぎて、伸ばしすぎや高芽を出す失敗をしないよう注意が必要です。
春から伸びてきた新芽や根はいつまでも生育するわけではありません。次第に止め葉が出て、秋までにしっかりと太ったバルブが出来上がるのが理想的です。



農場のデンドロビュームは既に止め葉も出ています






山本デンドロビューム園でも開花時期にあわせて、寄せ植え作業が急ピッチで進められています。
年末のギフト用に寄植えされるデンドロビュームの鉢物はあと2ヶ月ほどで山あげ、低温処理へ移ります。

丸々と太ったデンドロビュームは寄せ植えを経て立派なギフト用の鉢物へ変身します。









これからの時期は温室内よりも屋外での管理がデンドロビュームにとって、とても快適で素晴らしい生育を見せてくれます。

屋根のない戸外で管理中のデンドロビューム






鉢増し、植え替え、株分けなどまだの方はお早めに。

デンドロビュームの植え替え

http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/p/blog-page_30.html

今がもっとも葉が展開し、根が伸びて生育著しい時期です。
夏以降の植え替えが適さない理由は、冬までに新しい鉢に根が回るために必要な期間が足りないことです。
根張りが少ない状態で冬を迎えると、水やりで失敗したり、春先に良い花が咲かない可能性があります。


栽培に関するお問い合せは info@dendrobium.net  まで。