2011/04/14

デンドロビュームの植え替え(ヤシガラで植える)


ここではヤシガラを使ったデンドロビュームの植え替えを紹介します。


植え替え適期の判断の方法や植え替えの準備については、先日の投稿、デンドロビュームの植え替え(準備すること)で御覧いただけます。
http://yamamotodendrobiums.blogspot.com/2011/04/blog-post_12.html


ヤシガラはベラボンと言う商品名で販売されています。
一度水にしっかりとつけてから、引き上げ、水をよく切ってから使用します。赤茶色のアクが気になれば、2~3度水を替えてやります。

ヤシガラで植える場合は陶器鉢かプラスチック鉢を使用します。
通気性の良い、乾きやすいヤシガラを使うときは鉢の方を乾きにくい素材の陶器鉢かプラスチック鉢にしてやると良いでしょう。

ヤシガラには陶器鉢またはプラ鉢を使用




デンドロビュームの植え替えは、このように株が大きく育って、新芽や根が鉢の外にはみ出るようになった場合にのみ、ひと回り大きめの鉢に植え替えてやります。




ビニールポットを抜くと白い根が現れます。健全な根はこのように白くきれいなものです。
このように根が溢れるほどになってから植え替えしても遅くはありません。



植え替え用の鉢はひと回り大きめの鉢を用意。大きすぎる鉢は中が乾きにくいため、根もいったん湿るとなかなか乾かず、根腐れの原因となります。

鉢底にはナメクジや害虫の侵入を防ぐためのネットを敷きます。鉢底ネットは専用のものでもよいし、古い網戸など代用できるものは何でもOKです。




水はけを良くするため発泡スチーロールや軽石を入れてやります。
ご家庭では緩衝材に使われている発泡スチロールの塊を砕いたもので十分です。
ただし、発泡スチロールによく似た植物由来の緩衝材は水に溶けるものもありますのでご注意ください。
※品種特性にあわせて鉢底を調整すると良い。
同じ鉢サイズに植え替える場合でも、根張りの良い品種と、そうでない品種とでは鉢底に入れる発泡スチロールや軽石の量を調整してやると良いでしょう。根の弱い品種には発泡スチーロールをやや多めに入れて水はけを良くすれば、根腐れを軽減することが出来ます。




植え込んだ時の鉢の位置を考えて底に少しヤシガラを敷き、高さ調整をします。





長い根は切らずに鉢の中にバランスよく拡がるように植えてやります。根に傷んだ部分があれば腐った部分のみ取り除きます。
※根を無理してほぐさない。根は繋がっています。
根をほぐしてしまうと、見た目には分かりにくいのですが、かなり根を傷めてしまっている事が多いのです。特に、株元、付け根部分の根を痛め、傷つけてしまうと、そこから先に枝分かれして伸びたすべての根をダメにしてしまうことになります。




全体的にバランス良く鉢の中心にくるよう、深植えに注意しながら植えてやります。
植え替え時にはヤシガラが吸水して膨らんでいるため、少し硬めに植えたほうがちょうど良い位です。



根の部分のみが植込み材料の中にあり、茎の基部は必ず地表部に露出していることが重要です。新芽の出ている側は新たに根が伸びてきますので、スペースを少し広めにとって植えるとよいでしょう。

新芽の側は少し広めに


●植え込み後の管理
植え替え直後の灌水は禁物です。ここが一般の多くの植物と大きく異なる所です。
植え込み後2週間くらいは多量の灌水は控え、やや乾燥気味に管理し、根の回復 を待ってから徐々に灌水量を増やします。
肥料は根が伸び始めてから徐々に施すようにします。
植え終わった株はひと月位は直射光線を避け、明るく風通しの良い場所に置きます。






押さえておきたいチェックポイント
  • 植え替えは夜間の最低温度が13℃以上になり、新芽や新しい根が伸び始めてから行ないます。
  • 鉢のサイズは根が収まる範囲でなるべく小さめのものを使用します。大きすぎる鉢は根にとって大きな負担となります。
  •  根が傷んだ株は、根の腐った部分のみ取り除いて植えます。全部ほぐさないこと。
  • 長い根は切らずに鉢の内側に添って螺旋状に回し込みます。
  •  深植えに注意 !!茎の基部は必ず地表部に露出していることが重要です。
  •  植え替えは毎年行なう必要はなく、根がよく張って鉢の中に根が伸びる余地がなくなった場合にのみ、ひとまわりだけ大きい鉢を用いて行ないます。
  • 植え替え後は直射光線を避け、多量の水やりは控えます。






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