Feb 22, 2011

窓辺の高温に注意します

今週は全国的に晴天に恵まれ、最高気温は全国的に平年を上回る日が多い予報です。
ここ岡山市でも、 今日は最高気温が15度まで上がり、明日は最高気温が16度の予報が出ています。
デンドロビュームの花芽やつぼみも一層、大きく膨らむのではないでしょうか。

明るく温かい場所での管理は、これから新芽を伸ばす準備段階にある苗にとっては、とても良い環境でありますが、つぼみが大きく生長している時は注意が必要な場合もあります。
一般的には3月になってから注意すべき事柄ですが、 ここ数日の陽気のため念のために書いておきます。


冬だからといって油断すると密閉した室内、特に窓辺で直射光線に当たるような状況下では、思わぬ高温になることがあり、せっかく成長したつぼみが直射光線で痛むことがあります。

標準サイズとは違う、小さな花が咲いてしまうのは、このつぼみの時に強光線で高温障害を起こしている場合もあります。ひどい場合は、花色が薄かったり、花型が悪かったりもします。


一般的にはつぼみ付きの株には30%程度の遮光をしてやると良いと言われています。
本格的な栽培には寒冷紗などの遮光ネットを使用しますが、一般家庭ではそこまで難しく考える不必要はなく、レースのカーテンやブラインドによって遮光することで十分でしょう。
これらは簡単にできる高温障害を防ぐ方法の一つですし、よほど高温であると判断されたなら、窓を少し開けて通風をはかってやると良いでしょう。


ブラインドで遮光しています
上の写真はブラインドで遮光しています。ガラス越しの直射光線よりも、幾分和らいだようです。


ブラインドの角度を変えてみました
ブラインドは角度によっては暗すぎることもあります。
あまり暗すぎるのも、強光線とは逆に光線不足による悪影響がありますので、気をつけたいです。

明るさや温度の上昇は窓の位置、方角によって違うため、色々と試してみるとよいでしょう。

機会があれば、快晴の天気の良い日に窓辺の温度ががどの程度まで上昇するのかや日差しの強さなど、把握しておくと安心できます。
特に家を留守にしたあいだに、高温でつぼみがやられてしまっては、まもなく開花という所まで手間をかけて育てた努力が水の泡となります。



しかし、このまま気温が高くなっていくのでしょうか?
今週は鉢の中の乾き具合も随分違ってくるはずです。

また寒くなるようなら、水やりの判断にとても迷いますね。
昼間暖かくても、朝はまだまだ冷え込む日があるのではないでしょうか。

天気予報から目が離せません。