Dec 15, 2011

開花までの1年を振り返ってみます

昨日の開花温室はこのような状態、どこを見てもデンドロビュームが満開です。


 

 

鉢物の年内出荷ピークを迎え、ギフトの直送はデパートやカタログ販売などのお歳暮の予約注文は峠を超えたようですが、ネット通販関係からの受注はむしろ駆け込み注文が増えているようです。この後はクリスマス需要が増えてくるでしょう。

 

 

そういえば昨年末から定期的に政津農場からスイートピンキー‘モモコ’の苗の生育状況、鉢物への寄せ植えの様子を報告してきましたが、あれからどうなったのでしょうか?

この中に スイートピンキー‘モモコ’もあるはずですが・・・・

 

 

見つけました。


スイートピンキー‘モモコ’8.0号



見事に咲いています。



この鉢物は昨年の今頃はどういう状態だったのでしょうか。

以下は1年をかけて立派な鉢物になっていく様子です。

スイートピンキー‘モモコ’  (2010/12/02)



1年前は僅か20センチ程度の小さな苗でした。
それが、半年後の6月には立派な苗に仕上がり、その翌月には大きな鉢に寄植えされていきます。



スイートピンキー‘モモコ’ (2011/02/05)


スイートピンキー‘モモコ’ (2011/03/06)



スイートピンキー‘モモコ’ (2011/04/05)




スイートピンキー‘モモコ’ (2011/05/06)




スイートピンキー‘モモコ’ (2011/06/07)




7月には大鉢へ寄植えされました。7本立てから8本立て以上の大きは鉢に仕立てられていきます。





スイートピンキー‘モモコ’ (2011/07/07)




スイートピンキー‘モモコ’ (2011/09/03)




この後は山上げ栽培と山下げ後の加温を経て、冒頭のスイートピンキーの鉢物になるわけです。





標高の高い山間部で低温処理をおこないます




山上げ中に既に花芽分化が進みます










山下げ、そして加温






加温後、約50~60日程度で開花します





1年の間に小さな苗が立派な鉢物商品へ変化していく様は計画的な肥培管理があってこそ可能になります。

既に来年の開花に向けての苗の管理もスタートしています。
次期シーズンも年明けから苗の生育状況を追っていこうと思います。