Nov 2, 2012

寒ければ良いという訳ではありません

政津農場の外のハウスです。
山上げ栽培と並行して、平地でも少し遅れてデンドロビュームの低温処理を行うため、夏から出しっぱなしにしています。


ご覧のようにビニールの屋根が掛かってているだけのハウスです。
随分朝晩が冷えてきました。


さらにここ数日、一段と冷え込みが厳しくなっています。
そろそろ、温かい温室に入れてやらなくてはなりません。



 
今朝の最低気温が4.5度。
ついこの間まで山の温度の冷え過ぎを心配していましたが、既に平地でもこの気温です。



皆さんの管理はいかがでしょうか?
花を咲かせるためのデンドロビュームの低温処理に必要な温度は13~14度以下の低温で十分です。
それ以上に寒ければ余計に咲くこということはありません。

極端に冷えれば、株を痛め、さらに低温乾燥し過ぎて落葉が進むと、加温を始める頃には葉のない丸坊主の棒きれ状態になります。
その状態では開花に必要な水分を根から正常に吸水でないこともあります。
その場合、本来のサイズでの開花も難しいのではないでしょうか。
一番の心配は根の吸水不良で、鉢の中に水が溜まって根痛みを起こすことです。

全国的に冷え込みが厳しくなっています。
まだ、現在低温処理中で、回数が足りないという場合でも、無理して外に置いたままよりも、屋内で管理したほうが安全です。暖房の影響を受けない温度変化の少い場所を選び、屋内でも安全に低温に当てることができます。
詳しくはこちらをご覧いただくとよいでしょう。

花の咲かせ方
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/p/blog-post.html


デンドロビュームの花芽分化をうまく行うコツは、十分に成熟した株を適切な低温に必要な回数当てるだけで良いのです。