Aug 29, 2013

いよいよ台風シーズン

 8月も終盤になって、猛暑も一段落ですが、台風15号が週末にかけて日本に近づくおそれが出てきました。

デンドロビュームを栽培する我々にとってはビニールハウスや山上げ場のパイプハウスなどへの被害に備え、ハウスの補強などは必要になるため、台風の進路が非常に気になるところです。
また、強風や大雨の影響により、戸外で管理するデンドロビュームの病気の発生にも神経を使います。






皆様のご自宅でも、屋外(庭先、ベランダ) でデンドロビュームを管理している場合は風雨を避けるために、軒下や屋内へ退避させるなどの対策をしてやりましょう。

暴風により鉢が倒れたり、茎が折れたりと言うような直接的な被害もありますが、強風で葉がこすれ合い、葉の表面に多くの傷をつけます。そこへ雨が当たることで、黒斑病などの斑点病が発生しやすくなるので注意が必要です。








せっかく春、夏と愛情を込めて育ててきたデンドロビュームもこれから、太陽の光線を浴びてバルブを太らせようという時に落葉したのでは良い花を咲かせる事ができません。

 以下のリンクを参考になさって下さい。

これは台風の直接の影響の有無に限らず、雨に株が長時間直接当たることには、そろそろ注意をはらわなければならない時期になったということでもあります。
葉が濡れたままの状態で夜間に気温が下がるとデンドロビュームの葉に斑点病を起こしやすくなるのです。


昼間の暑さに惑わされ、いつまでも夏の管理を続けていると思わぬ失敗につながります。秋の気配を見逃さぬよう栽培管理に注意したいものです。