Aug 23, 2010

タイ農場の近況

山本デンドロビューム園タイ農場における近況報告です。

タイ農場では主にEU諸国へ向けてのフラスコ苗の生産が中心ですが、最近の取り組みとして日本国内のデンドロビューム生産者へ向けてのポット苗での輸出の実現に向けて試験栽培を始めています。
これまでは重量の関係もあり輸送コストのかかるポット苗での日本国内への輸出は行われていませんでした。
胡蝶蘭において盛んに行われているリレー栽培をデンドロビュームにおいても実現させるため、生産コストを抑えて安価で日本のデンドロビューム生産者へ提供できるよう、生産コストや輸送コストの削減のための新たな輸送方法や生産方法について試行錯誤を重ねています。

フラスコからコミュニティーポットへ移植

現地従業員による手馴れた作業

 
リレー栽培は育成時間の短縮、生産のコスト削減という面で大変優れています。
なにより作業の省力化、栽培面積の有効活用と言う点からも生産者の経営に大きな利点があると考えられます。

1.5cmポットへ植え込みされます


将来的には気候の良いタイにおいて苗から開花株まで育成し,日本国内においては開花処理を行うだけということがデンドロビュームでも実現できるかもしれません。

山本デンドロビューム園タイ農場はデンドロビュームリレー栽培の拠点として機能すべく日々、努力を重ねています。
まずは、小苗の段階での輸出は実現に向け着々と進行中です。


海外からの顧客に適切に応対するタイ農場のマネージャーMr.Yot Chaiyaphan氏(中央)

この山本デンドロビューム園の取り組みに興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。
info@dendrobium.net