Jun 7, 2011

栽培温室の様子20110607

6月の栽培温室の様子です。

いつも月の初めに育苗温室である政津農場の様子を紹介しています。
先月の様子はコチラ
http://yamamotodendrobiums.blogspot.com/2011/05/20110506.html



まず、先月と同じ政津農場の同じ温室、同じ育苗棚の様子です。
品種は同じくスイートピンキー‘モモコ’です。



6月に入って、生育にもさらに勢いが増した感じがします。
さらに大きく育っているのは良いのですが、風通しが悪くなったので、トレーの間隔をこのように拡げてやりました。






先月ハワイから届いた苗にことをブログで紹介しましたが、この立派な株が一年前には同様の小さな苗であったと信じられますか?非常に良い状態で生育を遂げています。
http://yamamotodendrobiums.blogspot.com/2011/05/blog-post_28.html (5/28の投稿)








葉はさらに展開し、まだまだ茎は伸びる模様。






さて、栽培場ではギフト向けの鉢物への寄せ植えの仕立てが本格的に始まり、大きく育った苗は陶器鉢へ寄せ植えされていきます。
デンドロビュームの鉢物はこのように開花前にあらかじめ寄植えされる事がほとんどです。




写真は9号鉢(8から9本立ち)



写真は5.5号鉢(3本立ち)


写真は6.5号鉢(4から5本立ち)



また、昨年、コミュニティポットから植え込みされた小苗は2.5号へ鉢上げされて来年用の開花株になります。




さらにメリクロン(組織培養)によって増殖されたフラスコ苗がコミュニティポットやプラグトレーへ植えつけられていくのです。





今の時期の温室の中はカラフルなデンドロビュームの花は全く咲いておりません。



華やかさには欠けますが、デンドロビュームの生長を最も感じられるときであり、栽培場には元気な苗が溢れ、緑がいっぱい、寄せ植え、鉢上げ、フラスコ出しと今が一番忙しいときなのです。