Jun 18, 2011

光線不足に注意します

毎日梅雨空が続いています。岡山市内は昼から時折、激しく降ったりの天気です。

梅雨時に気をつけたいことを書いておきます。

 

月初めの投稿で デンドロビュームの6月の管理 において光線の重要性を書きました。


梅雨時の天気は晴れ間が少なく、光線不足になりがちです。
わずかな時間も大切に日光に当てるよう管理したいものです。

園芸本には秋にしっかりと直射光線にあてると良いと書かれていますが、これは秋にだけ日に当ててやれば良いという意味ではありません。
若い新芽のうちから株元にしっかりと光線のあたった株と、日当たり悪く、通風の悪い環境で育った株とでは、今の時点で、すでに生育に大きな差が出つつあります。



左右の2つの株はどちらも同じ品種ですが、明らかな違いが見られます。





左の株はツヤツヤして張りがあり、とてもしっかりしています。明るく日当たりの良い場所で育ちました。






一方、右の株は葉が大きく垂れ下がり、ひょろひょろと元気がなく、節間が間のびしてます。
この状態を徒長といいます。密集状態で育てたのが原因と考えられます。








節間の詰まったずんぐりとしたバルブと節間が細長く間のびしたバルブとではどちらに良い花が咲くかは一目瞭然です。今からの管理である程度のバルブの太りは取り戻せるでしょうが、間のびしたバルブは元には戻りません。



来年こそはたくさんのデンドロビュームを咲かせようと意欲に燃えている趣味家の皆様はご自身のデンドロビュームと比べて見てください。

狭い場所に無理してたくさん詰め込みすぎていませんか?
太陽光線はそれぞれの株にしっかりと当たりますか?

心当たりのある方は置き場所を見直してはいかがでしょう。