Nov 17, 2010

加温から約7週間後の花芽

 山下げ後、加温を開始してから約7週間後のデンドロビュームの花芽の様子です。

15日を過ぎてから急に夜温も冷え込んできましたが、日中の天気は良好で、花芽の生育は順調です。
極早咲き品種の中にははそろそろ開花しているものもあります。

前回の投稿からは7日経過しています。
以下のリンクを参考にしてください。
http://yamamotodendrobiums.blogspot.com/2010/11/6_10.html

今回も比較しやすいよう同じ品種、ほぼ同じ部位を撮影してみました。

コメットキング‘アカツキ’の花芽(加温開始から7週間後)


コメットキング‘アカツキ’の様子です。
先週はまだまだ緑が濃く、固そうな蕾でしたが、赤味が増してふっくらしてきました。
これからまだまだ大きく膨らんできます。

蕾が色付くこの時期には高温と直射光線に注意が必要で、温室では30%程度の遮光のもとで開花管理をしています。常に循環扇を運転して通風にも気をつけます。
あまりに高温で光線が強すぎると高温障害により、つぼみが黄変し落下したり、標準サイズ以下の小さな花になることもあります。蕾が充分に成熟しないまま、小さく花が開いてくることもあります。

一般家庭の管理で春先に開花するような場合には、春の日差しは急に強くなることもあるため、窓辺で直射光線が当たる場所での管理には注意が必要です。


コメットキング‘アカツキ’の花芽(加温開始から7週間後)


花芽の生育の遅かったシーマリー‘スノーキング’も蕾が分かれてきました。

 
シーマリー‘スノーキング’の花芽(加温開始から7週間後)



ここまで来ると、蕾の変化も日増しに大きくなります。目が離せなくなってきました。

今後も花芽の様子は、このDendrobium Blog デンドロビウムブログでご報告します。