Nov 24, 2010

加温から約8週間後の花芽(54日目)

山下げ後、加温を開始してから約8週間後のデンドロビュームの花芽の様子です。


前回の投稿からは7日経過しています。
以下のリンクを参考にしてください。
http://yamamotodendrobiums.blogspot.com/2010/11/7.html

今回も比較しやすいよう同じ品種、ほぼ同じ部位を撮影してみました。




コメットキング‘アカツキ’の花芽(加温開始から54日目)



コメットキング‘アカツキ’の様子です。
先週と比較するとつぼみの緑の部分がなくなり、赤く大きく膨らんだつぼみは自らの重みで下向きに垂れ下がり、一部は開花が始まっています。


コメットキング‘アカツキ’の花芽(加温開始から54日目)

正確には加温から54日目にあたります。
加温中の天気にも影響されましたが、ここまでの開花の様子は通常通りといってよいでしょう。


前回も書きましたが、蕾が色付くこの時期には高温と直射光線に注意が必要で、温室では30%程度の遮光のもとで開花管理をしています。常に循環扇を運転して通風にも気をつけます。
あまりに高温で光線が強すぎると高温障害により、つぼみが黄変し落下したり、標準サイズ以下の小さな花になることもあります。蕾が充分に成熟しないまま、小さく花が開いてくることもあります。

ご自宅のデンドロビュームの開花時には是非、注意してください。
開花の途中で環境の違う場所へ移したりするのも良くありません。

コメットキング‘アカツキ’の花芽(加温開始から54日目)


シーマリー‘スノーキング’の蕾も大きくなりました。もうすぐ下へ向いてきます。

シーマリー‘スノーキング’の花芽(加温開始から54日目)


満開まではあと少しです。ここまで来ると毎日様子が変わってきます。

開花の様子は、満開になるまでこのDendrobium Blog デンドロビウムブログでご報告する予定です。