2012/02/01

2月になりました


岡山市はとっても風が強く冷たい一日で、温室と外の日中の気温差は15度以上にもなります。突風が時折吹き、頻繁に出入りをする身には冷たい風が辛い一日でした。

2月になって益々盛んなラン展などイベント、催しで洋ランを入手する機会も多いと思います。
開花鉢物の管理はこちらをご覧ください。

デンドロビュームの鉢物の管理方法 http://yamamotodendrobiums.blogspot.com/2010/12/blog-post_09.html

写真は一般の住宅玄関に置いたイエローソング‘キャンディ’。
昨年の12月中旬から咲いています。すでにこの場所で1ヶ月半は経過していますが、花は美しいままで、茎や葉も異常はありません。




この場所は安定して8度、9度を保っているようですが、温度変化が少なく花を長持ちさせる意味からも言うことなしですね。
実はこの鉢には一度も水やりをしていないのですが、茎に皺も見当たらず、葉も黄変、落葉することがありません。この温度帯で管理するのであれば、この程度の水の要求量ということではないでしょうか。



水をやりすぎれば、根を痛めて花保ちにも大きく影響するでしょう。
さらに日中、日の当たるような場所であれば、ここまで花が長持ちしたかは不明です。
あと10日は十分咲いてくれそうです。









デンドロビュームの2月の管理については昨年の投稿からどうぞ
それぞれのご自宅により栽培環境は異なりますので、一律に栽培管理を当てはめることは出来ませんが、デンドロビュームの基本的な性質は変わりません。
ご自宅でのデンドロビューム栽培のためにぜひ参考にしてください。

デンドロビュームの2月の管理 http://yamamotodendrobiums.blogspot.com/2011/02/2.html





2012/01/31

犯人は誰?

1月も今日で終わりです。

毎日、寒い日が続き、一般家庭ではデンドロビュームは休眠状態で病害虫の心配がない時期だと思います。

しかし、加温栽培をしている温室の中ではそうはいきません。
温室の中は日中25度前後になること通常で、本来活動の鈍るべき害虫が温室内で活発に活動します。

一番厄介なのがこちら。

これから花開こうとする蕾に大きな穴を開けた犯人は一体誰でしょうか?







これではまともな花が楽しめませんね。


蕾を割ってみると、 中にいたのはヨトウムシ(夜盗虫)です。

小さな時につぼみの中に潜り込んで、中身を食べるのです。
そして中身を食べ尽くしたのちに外に出てきます。
出てくる時はかなりサイズアップしています。



ヨトウムシといえば夏に生育中の葉を食べる害虫として、何度か紹介しましたが、温室の中では冬も例外ではありません。

この時期は柔らかい花やつぼみを好んで食べるようです。


これは、ナメクジにも共通して言えることですが、植物体の柔らかい部位がお気に入りのようで、他の部位よりも優先的に食害していきます。

茎よりは柔らかい葉を食べますが、同じ葉でも新芽が出ていれば柔らかい新芽を好んで食べます。
また、花芽が膨らんでいれば、どんなに高い場所でも花芽を食べるために茎を登ります。
さらに蕾が膨らんでいれば、その中に潜りこんで、外敵を気にすること無く安心してつぼみの中身を食べるのです。
そして、花が開花していれば、好みの花を次から次へと渡り歩き、柔らかい部分だけを食べて移動するのです。





ヨトウムシの被害は特に花の時期には商品性を大きく損ねるため、避けたいところです。




こちらは潜り込まれはしなかったようですが、幼虫が小さい時に表面を齧って傷ついたために、つぼみの萎縮を起こしています。

これでは開花しても良い花は期待でません。



開花中の花も被害に。
やはりリップや花粉周りが集中して狙われます。柔らかくて美味しいのでしょうか?




必ず花粉の辺りが食害にあいます。





主な駆除法は一般家庭では見つけたらすぐに捕殺するのが最も有効です。
夜盗虫というだけあって、夜行性で日中はあまり活動しないため見つけにくいですが、
食害痕や糞を見つけたときには葉や花の裏をチェックしてみましょう。



ヨトウムシに関する情報はこちらの投稿記事もお読みください。



2012/01/29

実生初花の販売を2月1日からスタート

研究温室では実生初花が咲き揃ってきました。


すでに、たくさんのお問合せをいただいておりましたデンドロビュームの実生初花の販売を山本デンドロビューム園鉢物shop の方で、2月1日よりより開始することにしました。





【趣味家必見!!】研究用保存株の特別販売
http://item.rakuten.co.jp/dendro/c/0000000146/



ここにある全てのデンドロビュームが今年初めて開花する株ばかりです。












山本デンドロビューム園では優良新品種の育成のために毎年数百組みの交配を重ね、最新品種を生み出します。今年開花した実生初花の一部を特別に数量限定で花付きの状態で販売いたします。
世界で一株だけあなただけのオリジナル品種を育ててみませんか? 通常は一般に流通することのない貴重なデンドロビュームです。
この世に1株しか存在しない、オリジナルそのものの新品種です。




組み合わせの一例



※実生初花とは?
異なる品種の親同士を交配させて種子を取った後、初めて開花した花の事です。
初花を見るまでは約5年の歳月が必要です。
同じ親からであってもさまざまな色彩の花が開花します。
つまり、その一つ一つは世界で唯一の購入者のみのオリジナル株です。




すべての個体がオリジナルなので名前をつけて大切に育ててください。


※交配名につきまして
実生初花のためまだ交配名が登録されていません。
皆様のもとでは、デンドロビューム未登録品種  ‘個体名’としてお楽しみください。

たとえば、コメットキング‘アカツキ’で説明しますと ‘アカツキ’の‘ ’の中の部分をご自身で自由にお付けいただいて結構です。

※開花中の繁忙期 につきまして交配親の問合せにつきましてはご容赦願います。※


期間、数量が限られますので、どうかお早めにご注文ください。


2012/01/28

ラッキープリンセス‘クランデ’

Den.Lucky Princess 'Grande'

(Den.Super Crown x Pink Fantasia)  J.Yamamoto1997年  RHS登録
                       
ラッキープリンセス‘クランデ’

Den.Lucky Princess 'Grande'





濃赤紫色、丸弁極良型の厚弁花。
リップに赤褐色の目が入り、側にくっきりと黄色を彩る。極めて美しい最高クラスのデンドロビューム。

発表当時から好評で、今だに人気の高い品種です。



下の写真は2005年に東京ドームの蘭展の個別審査部門に出品した時のもの。


Den.Lucky Princess 'Grande'




極大輪系にもかかわらず、株元から茎の先端まで花つきの良さは抜群です。
このような僅か20cm程度の茎にも大きな花を咲かせ、圧倒的な存在感です。


Den.Lucky Princess 'Grande'



 こちらは初花開花当時の親株のスライド写真。

Den.Lucky Princess 'Grande'








ラッキープリンセス‘クランデ’ に興味をお持ちの方はこちらをご覧ください。
http://item.rakuten.co.jp/dendro/404395/  




2012/01/27

テレビ番組の収録がありました

KSB瀬戸内海放送のテレビ番組 自由人会社人~トップの横顔~  」の番組収録がありました。









「自由人会社人~トップの横顔~  」は、地元企業のトップに焦点を当てた番組で、会社の仕事内容、社長の素顔などを伝えてくれる番組です。



聞き手はKSBアナウンサーの岡 薫さんです。



キャスターの岡薫さん(中央)と弊社社長の山本博文(右端)


普段の仕事ぶりを紹介するシーンの撮影です。

 
会長も真剣な表情で実生を選抜しています。










温室の通路は狭く、撮影はやりにくそうでしたが、限られた時間内でにテキパキと撮影をこなすところはさすがプロですね。

あっという間の番組収録でした。




 番組スタッフの皆様、お疲れ様でした!












2012/01/26

ラン展の展示?

ラン展への出展を久しく行なっていないため、山本デンドロビューム園のデンドロビュームを使用したディスプレイ展示を皆さんにお見せすることができなくて大変残念なのですが、今日はコチラをどうぞ。





























ひな壇に飾った美しいデンドロビュームはラン展の展示ではありません。
実は育種研究温室の中でのことです。






研究温室は、一般には公開しておらず、ご覧いただくことはできないのですが、取材があったり、新品種の説明会に利用したり、海外の得意先が来園された場合にご案内することがあるために、このような飾り付けをします。





初花も次々と咲いて来ました。
そろそろ実生も販売出来そうです。













2012/01/25

天候に大きく左右されます

今日も寒い一日でした。
山本デンドロビューム園の位置する岡山県南では昼から突然雪が降り始め、一時は地面が真っ白くなり、積もるのではと一瞬不安になるほどでした。



これから2月上旬にかけての寒波の影響で、天候も不順になり、デンドロビュームの開花を遅らせてしまうことになりそうです。

現在開花温室ではデンドロビュームの開花のために、温室内の温度管理は日中が28度、夜温が18度で管理されています。
しかし、いくら温度設定しているとはいえ、外気温が極端に低いこの時期はハウス内の温度はなかなか保つことができません。1日中ボイラーがフル回転でも温度は下がる一方です。

開花に要する日数は温度だけでなく天候にも大きく左右されます。
天候不順で光線が足りないときは、開花が遅れるなどの影響もあります。

時期的にラン展やイベント関係の納品がかなり多いため、開花調整にはとにかく苦労するのです。



写真の白花はシーマリー‘スノーキング’。
良い感じの開き具合です。実はこの棚全てが一件分のご注文です。
温室の端までは30メートル以上あります。

 これが明日にはすべて出荷されていきます。








こちらはイエローソング‘キャンディ’
まだ本来の黄色は出ていませんが、すぐに色づくでしょう。
やはりこちらも明日の納品です。






同じく、こちらはファンシーエンジェル‘リセ’
棚の上に青いケースと板でさらに棚を組んでいます。
植物が多すぎて棚の上に収まらないため、急遽2階建て仕様に。
開花の方も蕾がほんのりピンクに色付いて、少し花開いた感じで上手くいったようです。





このようにラン展やイベントの即売、展示に数多くのデンドロビュームをご利用いただいています。
すべてご依頼のお客様の用途、ご希望に合わせて、開花させています。



お問い合わせはお気軽にどうぞ。
info@dendrobium.net