2011/11/30

ロイヤルピンク‘ワンダフルライフ’

Den.Royal Pink 'Wonderful Life'



(Den.Fancy Dress x Den.Bonanza)  1997年 J.Yamamoto RHS登録
ロイヤルピンク‘ワンダフルライフ’



Den.Royal Pink 'Wonderful Life'


弁先に広く濃鮮ピンクが入る大輪系品種。

 リップには濃い赤紫の目がくっきりと入る。花付きは非常に良く株元まできれいに着花する。


営利栽培用に選抜されただけあり、育てやすく草丈は非常に良く伸びる。
管理次第では、2作目以降からとても見事な花つきで楽しませてくれます。

Den.Royal Pink 'Wonderful Life'


同時に選抜されたロイヤルピンクの交配には優秀な花が多く、いずれも花型、色彩が優れています。



Den.Royal Pink 'Wonderful Life'


Den.Royal Pink 'Wonderful Life'      




ロイヤルピンク‘ワンダフルライフ’ に興味をお持ちの方はこちらをご覧ください。

http://item.rakuten.co.jp/dendro/10000658/







2011/11/29

来年の準備

11月もあと少し、昨日のブログでも紹介しましたが、開花温室ではやっとデンドロビュームが開花して、これから本格的な洋らんシーズンの始まりと言うところです。

しかし、栽培温室では早くも、次期シーズンに備えた来年用の苗の準備が始まっています。




ここは政津農場です。
開花温室と違って、花は一切無く、眩しいほどの緑の苗で埋め尽くされています。







で、その株元をよく見てみると、、、、
何やら脹らみが見えます。




そうです、来年開花すべき新芽がもう顔を覗かせています。
新芽のスタート時期なのです。






そして、株元には既に油粕が施肥され、新芽の生育はこれからさらに勢いを増していきます。
この小さな新芽が来年の夏までに生長して大きな鉢物になるのです。
 



中にはこんなに勢いのある元気な新芽の姿も。




一般家庭での栽培と比較すると、新芽のスタート時期が全く異なるため、あまりピンと来ないかもしれません。

クリスマスやお歳暮時期に店頭に並ぶデンドロビュームは、このように1年も前からの計画的な肥培管理によって開花が可能になるのです。


2011/11/28

まもなくギフトの販売も始めます

開花温室の様子です。

ファンシーエンジェル‘リセ’一色で小鉢中心だった温室内もギフト向けの中鉢サイズの開花が始まりました。



開花してくる品種もバラエティが増え、目にも鮮やかに、賑やかに。











黄色品種イエローソング‘キャンディ’が咲いてくると、温室内がいっそう明るくなります。






 ピンク系ギフトの定番、スイートピンキー‘モモコ’も咲いて来ました。







年末ギフトをお引き受けしている業者様からは宅配伝票やデパート専用の熨斗、包装紙などが次々と届き始め、いよいよお歳暮シーズン到来です。





弊社運営の山本デンドロビューム園鉢物shopでも12月1日からギフト鉢物の販売を始めます。



今シーズンから、色のみ指定、あるいは品種おまかせで ご注文もできるようになりました。
プレミアムな贈り物!!デンドロビュームギフト
http://item.rakuten.co.jp/dendro/c/0000000183/


これまで品種指定では品薄で期間外となることも多く、皆様にご迷惑ご不便をおかけいたしましたが、こうすることで少しでも便利にご利用していただける機会が増えるのではと考えました。
豊富な品種群の中から最良の状態のデンドロビュームをお送りすることが可能になりました。


もちろん、今まで通りの品種限定のページもそのまま継続します。

ギフトでデンドロビュームを贈るご予定の方、まもなくです。
お時間ありましたら、山本デンドロビューム園鉢物shop のギフトもチェックしてみてください。






2011/11/27

花色の変化

デンドロビュームは花の寿命が長いことが特徴ですが、品種によっては開花中に花色の変化が楽しめるものもあります。

それは特に黄色、オレンジ系等に顕著に見られます。

しかしながら、毎日見ているものですからあまり気が付かない方も多いのではないでしょうか?
特に薄い色味の黄色などは見過ごしがちです。


薄い黄色のデンドロビュームであっても、あらためて比較してみると明らかな違いがあります。

以下は今月初めに開花を始めた実生のデンドロビュームです。
全て、同じ株の同じ花を撮り続けています。


まずは開花直後の写真です。
淡いピンクを帯びて、やさしい印象です。





開花から2週間が経ちました。
花弁周囲のピンクを残しつつもやや黄味を帯びてきました。
弁先のピンクと混ざり、薄いオレンジのような色彩に見えます。







そして開花から4週間(約1ヶ月)後です。
周囲のピンクはやや薄れ、黄色が濃くなっています。
花弁は光沢があり、とても美しい花になりました。




開花直後の花色と比べてみると同じ花とは思えないほどに印象が変わっています。

このように新しい花を記録に残すためには、花色の変化も追っていく必要があるのです。


デンドロビュームの色彩変化、楽しんでもらえましたか?


2011/11/26

スイートソング‘ブライト’

Den.Sweet Song 'Bright'

(Den.Winter Vacation x Den.Bonanza)   1997年 J.Yamamoto RHS登録

スイートソング‘ブライト’


Den.Sweet Song 'Bright'





リップ中心部にわずかに赤褐色の小斑が入り、黄色の大きな目が美しいデンドロビューム。
花型も大きく、バルブを覆い隠すボリュームの花つきです。

バルブはよく伸び、大鉢仕立てに向くため、本来は営利栽培用に開発された品種。 


Den.Sweet Song 'Bright'






このスイートソング‘ブライト’ 、実は、スイートソング‘メモリー’の中から選抜された赤褐色の目の入らない変異種なのです。
下の写真はオリジナルのスイートソング‘メモリー’です。目玉模様のある無しで、まったく印象が異なりますね。

オリジナルのDen.Sweet Song 'Memory'














スイートソング‘ブライト’   に興味をお持ちの方はこちらをご覧ください。

http://item.rakuten.co.jp/dendro/505453/

















2011/11/25

梱包も冬仕様

今週は北海道、東北の日本海側や北陸地方を中心に大荒れの天気で、ニュース、天気予報でも取り上げられています。

発送予定のある札幌の天気予報を見ると月末から12月1日、2日にかけて最低気温がマイナスになっていますね。


去年はどうだったかなと思いつつ、北海道、東北地域へ向けての発送には苗の梱包を冬用のものに切り替えてやります。




断熱用のシートで通常の梱包の上から覆い、厳重にしておりますので、12月の間は気温の推移を見計らっての発送が可能です。
更に、気温に不安がある場合は箱の上からもう一枚エアパッキン(プチプチ)で覆うのですが、出荷後は運送会社任せなため確実な方法とは言えないのです。





1月、2月の厳寒期、マイナスの気温が継続するようであれば、寒冷地への苗の発送は春まで見合わさせていただくことになります。

数量限定品やオリジナル株などの場合はどうしても、手に入れたいものですが、万一、凍結等で株が駄目になった場合に代替品がご用意できません。



北海道、東北地域の方で苗のご購入を検討中の方はお早めに。
気温が心配なんだけど、いつ配達を頼めば良いか判らない、という方は遠慮なくご相談下さい。






2011/11/24

つぼみも色々


開花が近づくと温室内が全体的に色づいて明るくなります。

いつも満開のデンドロビュームを紹介していますが、今日は蕾の状態でデンドロビュームを紹介してみます。

花芽の膨らみ始めはみんな緑色をしたかたい蕾ですが、加温後6から7週目くらいになると白系以外のデンドロビュームには花弁が色づいてきます。



赤紫のつぼみはコメットキング‘アカツキ’ 。


コメットキング‘アカツキ’




 先端部分にだけ紅紫色が色づいて見えるのは爪紅タイプのハッピーガール‘キッス’。

ハッピーガール‘キッス’



 純白のシーマリー‘スノーキング’。
大きく垂れ下がってから、開花します。


シーマリー‘スノーキング’




同じ白でも、横向き加減で既に開花が始まっているのはグリーンウッド‘マイボーイ’。
つぼみの形も少し丸く、‘スノーキング’とはまったく異なります。

グリーンウッド‘マイボーイ’




ピンクの可愛いつぼみはファンシーエンジェル‘リセ’。
上向きに開花してくるのは、上から眺めても楽しめるよう、品種改良を加えた結果です。

ファンシーエンジェル‘リセ’






こちらは年末ギフトの定番スイートピンキー‘モモコ’。
ピンクの大輪デンドロビュームの代表です。
花弁の表面積が大きいため、つぼみも必然的に大きくなります。
花梗を含め、すべてが大きくがっちりしています。

スイートピンキー‘モモコ’





さて、こちらは何かお分かりですか?






セッコクのつぼみです。
日本に自生するデンドロビュームの仲間です。
花弁が細く、リップの横径も狭いセッコクではつぼみもこの様に細長いものになっています。





それぞれに特徴があって、見ていて飽きません。品種名を聞けば、ナルホドと頷ける色、形があったのではないでしょうか?

間もなく開花して、温室を賑わせてくれます。

2011/11/23

マジシャン‘ユカリ’


 Den. Magician 'Yukari'

(Den.Himezakura x Den.Silky White)    2004年 J.Yamamoto RHS登録

マジシャン‘ユカリ’

 Den. Magician 'Yukari'



弁先は薄紫色で優しい印象。リップの濃紫紺色の目が特徴。
ヒメザクラ‘サノック’の花つきの良さを継承し、とても咲かせやすいデンドロビュームです。


 Den. Magician 'Yukari'

隙間なく群がるような花つきには圧倒させられます。早咲き種。

 Den. Magician 'Yukari'


 Den. Magician 'Yukari'


マジシャン‘ユカリ’  に興味をお持ちの方はこちらをご覧ください。

http://item.rakuten.co.jp/dendro/405652/

2011/11/22

寒い朝でした


寒い朝でした。


政津農場では最低気温が1度を記録。
今季、最も低い温度です。

昨日あたりから、西風が強く吹き、外のビニールハウスを破る勢いです。
と言うか、かなり破れてしまいました。

これが吹くと、いよいよ本格的な冬の到来を感じます。




奥に見えているのはデンドロ?

ブログでは早めに取り込んで!と言っておきながら、この寒い気温で、まだ外に出しているの?とお叱りを受けそうです。


温室の整理が出来ておらず、やむを得ず外に出したままで管理しています。




そんな中、外で寒さに耐えているのデンドロビュームの様子を是非見ていただきたいと思います。

艶々のバルブにプックリと可愛い花芽が覗いています。

水は2週間ほど切っていますが、バルブの表面にはまったく皺もありません。



周囲の鉢も同様、バックバルブに僅かな落葉はみられますが、葉は鮮やかな緑を保ったままです。



乾かし過ぎれば、バルブは痩せ、落葉するでしょう。水が多すぎれば根を痛め、葉を全部振るうことも考えられます。低温状態での管理はとても難しいのです。






しかし、さすがに最低気温のほうがデンドロビュームの耐えられる限界です。

今日中には温室に入れてやらなくてはと温室内の整理を頑張っています。




2011/11/21

輸出の準備(その3)

デンドロビュームの苗の輸出作業の続きです。


植物検疫を翌日に控え、荷造り梱包作業に追われています。
十分に乾燥を終えたデンドロビュームの苗が輸出用の箱にきれいに並べられていきます。





 10日間も根が剥き出しの状態で乾燥させられたデンドロビュームは、全く傷みもなく、綺麗な様子です。ランは丈夫な植物であることを改めて感じさせられます。




大きな苗のため、寝かせた状態で重ねていきます。
一見、雑に見えますが、実は葉が折れないように向きも計算され、上手く何層にも重ねられているのです。




 こちらは少し小さなサイズの苗です。




50本単位でギュッと、きつく巻いてやります。
堅く、強く巻いてやるほうが、中途半端に巻くよりも苗が動きにくく、痛みが少ないのです。





 こちらも随分かわいそうに見えるのですが、箱の中はギューギュー詰めです。
こうして梱包がずれたり、飛び出したりを防ぐのです。









さて、箱詰めが終わったデンドロビュームの苗は翌日トラックに積み込まれて、植物検疫を受けることになります。






植物を輸出する場合には、農林水産省の管轄の植物防疫所において、相手国から求められている検疫条件に基づいて検査が行われます。
害虫や病気を持込まれると困るのはどこの国でも同じですね。

植え込み材料をほぐしたり、農薬につけての消毒もここでの検査に合格するためのものです。



植物防疫所では、持ち込んだ箱の中から検査官が無作為に箱を選び中の苗を検査します。
苗を振るって、虫がいないか、葉の裏表を眺め、病気が出ていないかを調べるのです。


 十分な消毒作業のおかげで問題なく検査をパス。虫1匹見つかりませんでした。


無事検査に合格すると、「植物検査合格証明書」 を発行してもらい、輸出する箱に合格のハンコを押してもらいます。


輸出作業の一番心配は植物検疫です。無事済んだことで、ここでやっとひと息つくことが出来ました。








後は蓋を閉めれば梱包終了です。
全部で23箱、総重量は500kgを超えます。
荷物は日本を出ていきますが、到着後、再び空港での検査を受けます。







ここから先は無事届いてくれることを祈るのみです。


2011/11/20

携帯、スマートフォンから出荷情報を御覧いただけます


携帯、スマートフォンを利用して、市場向けの出荷ケースに記載のQRコードから、弊社Facebookページの出荷情報を御覧いただけます。


昨年まではTwitpicと言うサービスを利用して情報発信していましたが、今年からはFacebookページを利用しています。どうか皆様ご利用ください。

市場向けの荷物に貼付される出荷シールの右下隅に記載のQRコードからは、株式会社山本デンドロビューム園のFacebookページに接続ができます。
携帯電話・スマートフォンで読み込んで開花情報、出荷情報の確認ができます



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また、「いいね」を押して登録いただければ、コメント、投稿が可能になり、鉢サイズや仕立ての確認、色目の確認など、店舗様や市場関係の皆様からのお問い合わせに対して、お答えしたり、画像のアップロードでお知らせすることも可能です。
商品の確認のために、わざわざサンプル出荷するなどの手間を省くことができます。
どうぞご活用、ご利用ください。





今回から弊社webサイト内でもFBページのウォールの投稿内容が一部ご確認いただけるようになりました。

おすすめ商品
 http://www.dendrobium.net/market/market-osusume.html






より、詳しい情報をお求めの市場および生花店、販売店の皆様は、是非Facebookアカウントを取得し、デンドロビュームの最新情報をご活用ください。