2012/04/30

チェルシー‘ スノードロップ’

Den.Chelsea 'Snow Drop'

(Den.Pink Rabbit x Den.Sailor Boy)   2009年 J.Yamamoto RHS登録

チェルシー‘スノードロップ’ 




Den.Chelsea 'Snow Drop'




純白の花弁にクリーム黄色の目が入る清楚な感じの大輪花。

セーラーボーイ‘エリート’の改良種。花弁も厚く花もちが更に良くなりました。

生育が良く、育てやすい。花付きの良い早咲き種です。







Den.Chelsea 'Snow Drop'




花つきが良いため、鉢花用にも仕立てられ、ギフトとしても人気です。




Den.Chelsea 'Snow Drop'






チェルシー‘スノードロップ’   に興味をお持ちの方はこちらをご覧ください。

http://item.rakuten.co.jp/dendro/10000467/






2012/04/28

ゴールデンウィーク期間中の配送について

ゴールデンウィーク期間中の配送についてお知らせします。

弊社楽天shopでもご連絡していますが、4月29日から5月6日までの8日間は、まことに勝手ながら商品の発送業務をお休みとさせていただきます。 配送日のご指定がある場合はこの期間を避けてご指定ください。

 商品の発送はお受けできませんが、この期間のご注文、商品に関するお問い合わせ、栽培管理法に関するお問い合わせにはメール、FAX等でお寄せ下さい。
随時、お応えさせていただきますので、何かご不明な点などがございましたら、お気軽にメールでお問い合わせください。

今日は発送業務が休みに入る前にかなり多くの荷物を出荷しました。
届け先の中には北海道や東北方面の荷物がちらほらと。







冬の間、配達不可地域にお住まいの方にとっては、春が来るのが待ち遠しかったことでしょう。


これから、苗を育てるのに良い季節になりました。



ご注文お待ちしております!






2012/04/26

スイートジュエル‘サンクス’

Den.Sweet Jewel 'Thanks'
(Den.Hagoromo x Den.Sweetheart)  1997年 J.Yamamoto  RHS登録

スイートジュエル‘サンクス’



Den.Sweet Jewel 'Thanks'



たいへん花付きの良い厚弁極大輪花。
純白の花弁とクリーム色のリップ中心部に僅かに入る赤い目が特徴。
大きな花がゆったりと咲く様子は優雅で美しい。

バルブも太く丈夫で、栽培も容易。




Den.Sweet Jewel 'Thanks'



Den.Sweet Jewel 'Thanks'


スイートジュエル‘サンクス に興味をお持ちの方はこちらをご覧ください。

http://item.rakuten.co.jp/dendro/405885/




2012/04/25

まだまだ咲いています

今日の開花温室の様子です。
 

いつもの年ならすでに出荷を終えているはずの温室内ですが、今シーズンはいつになくデンドロビュームが咲き誇っています。





例年であれば、4月にはいると間もなく出荷も終わり、開花温室内の鉢植えは一掃され、次のシーズンに向けて育苗にとりかかる時期なのですが、今年に限っては4月の中旬を過ぎてもなお、出荷を継続する状況です。


バイオレットフィズ‘ルナ’

ラブメモリー‘フィズ’


 それにしても、沢山のデンドロビュームが次から次へと開花してきます。

ファンシーエンジェル‘リセ’


限られた面積の中で洋ランを栽培、出荷する営利栽培においては、次のシーズンのことを考えれば早いうちに出荷を終えて、半年後の開花に備えて苗を広げて、生育環境を整えたりするべきところですが、これだけ咲いていると、そうもいきません。



早く出荷を済ませたい気持ちもありますが、いつもの年よりも皆さんに長く楽しんでいただける思いもあり、これはこれで良いこととしておきましょう。


お近くのお店で弊社デンドロビューム見かけましたら、是非手にとっていただけると幸いです。
少し早めの母の日の贈り物にいかがですか?









2012/04/24

第5回プレゼント企画を開催中です


開花鉢のプレゼントは今シーズン最後となります。

ご覧のように一番良い状態でお届けしたいと考え、開催期間は3日と短いですが、皆様奮ってご応募下さいませ。
気温も高くなりました。生花であるため、ご不在で配達不可が心配です。確実にお受け取り出来る方、是非宜しくお願い致します。

 懸賞応募ページはこちら
ピンクの可愛いデンドロビューム バイオレットフィズ ‘ルナ’ が2名様に当たります!


 お届けはラッピングをした状態になります。
ちょっと早い母の日のプレゼントにもいいかも知れません。

 ご応募はお早めに。


デンドロ初心者の方もこのプレゼントをきっかけにデンドロビュームに興味を持ってもらえると大変嬉しいです。是非ご応募ください。

「山本デンドロビューム園鉢物shop」の楽天公式Facebookページではこのように栽培場の様子や、開花中のデンドロビュームの紹介など、楽しい写真や情報が満載です。


山本デンドロビューム園鉢物shop



山本デンドロビューム園鉢物shop





また既に運営中のページもどうぞ宜しくお願い致します。
それぞれに特徴ある情報発信をしています。


Yamamoto Dendrobiums
海外の方からも多くのアクセスがあります。デンドロファンや海外の生産者向けに美しいデンドロビュームの写真や情報を発信していきます。









株式会社山本デンドロビューム園
主に国内のデンドロビューム生産者や市場や生花店、販売店向けの情報をお届けします。卸販売に関する情報を詳細にお伝えできるように努めます。







いずれのページも宜しくお願い致します。


2012/04/23

カタログ販売の一番人気は?

今日は某大手種苗会社さんのカタログ販売の納品がありました。
今シーズンも2件お引き受けしています。もう一件は連休明けの出荷になりそうです。





毎年、品種を変えて10品種程を掲載していただいているのですが、どの品種に人気があるのか提案した側としては大変気になるものです。
特にそのカタログのみでしか購入できない限定品など目玉になる品種をいくつか提案しているにも拘らず、今年の 1番人気はなんとオリエンタルスマイル‘ファンタジー’AD/AOSでした。




Den. Oriental Smile 'Fantasy' AD/AOS




作出から20年以上前の品種ですが、今季新発売のイチオシ品種の10倍以上も売れてました。


オリエンタルスマイル‘ファンタジー’の初花が咲いたのは、1991年です。
その後、アメリカ蘭協会の審査において色彩が優れていることが評価され、AD/AOSに入賞したのです。
以降、ラン展の即売では常に人気の品種ではありましたが、20年経った今でもその人気が続くとは思ってもみませんでした。

たまに花つき株が混ざります。届いた方はラッキーですね。



景気がいいとパステル系の淡い花が売れて、景気が悪いと派手な色の花が好まれるといいますが、マイペースで売れ続けるオリエンタルスマイル‘ファンタジー’に関しては、その人気は不動のものといっても良いのでしょうか。

まだお持ちでない方は是非!
デンドロビューム苗
Den. Oriental Smile‘Fantasy’AD/AOS オリエンタルスマイル‘ファンタジー’
 をどうぞ !




2012/04/21

殺菌剤散布

昨日の投稿では栽培場の生育旺盛な苗の様子を紹介しました。

支柱を立てることで、光線不足の解消で健全な生育と病害虫を防ぐ効果をがあることを書きました。

温室での栽培では、この頃になると日中の温度もかなり高くなり、灌水の頻度も大変多くなります。

何万株も大量生産される栽培温室の中では斑点病など病気の発生が心配されますので、この時期に殺菌剤の予防散布を行います。



予防を兼ねた定期的な殺菌剤の散布は、営利栽培ではどうしても必要な作業です。


通信販売をご利用いただいている皆様の元には、このように葉に農薬散布の後のある苗が届く場合がありますが、白く葉に残るのは殺菌剤散布によるものです。斑点病、灰色かび病、疫病などに予防効果があります。










しばらく効果が続くものですので、拭き取らずそのまま管理をお願いします。


しかしこれは、一般のご家庭での農薬散布を薦めているわけではありません。
一般家庭での管理の場合、梅雨の時期や秋の長雨のシーズンでない限りは栽培環境を整えてやることで、多くの病気は予防できると思います。
特に室内管理の場合は、なるべくお部屋で農薬散布はしたくないものです。


風通しの良い場所、明るい場所を確保し、デンドロビュームの好む環境を作ることは、病気を防ぐことにも繋がります。そして病気に強い株を作ります。

毎年、斑点病で葉を落としている方、軟腐病を発生させる方は栽培環境を見直してみてはいかがでしょう。






2012/04/20

新芽が大きく伸びて来たら

4月も半ばを過ぎ、デンドロビュームの新芽の生長も著しく、次のシーズンの開花を予定する栽培場では生育旺盛な苗がまるで先を争って伸びているようです。

大きなものは既に50センチ以上も伸びて、隣同士、押し合いへし合いの様相です。
ここまで来ると支柱立てが必要になってきます。





 通路へはみ出すものや、自身の重みで前に倒れ込むものまで。


放っておくと、互いに邪魔しあい、それぞれの生長に良くありません。

この状態で放置することで株元への光線不足を引き起こし、バルブの充実不足を招いたり、葉っぱ同士の密着により、病気やダニの発生を引き起こす原因となります。



原種にあるような下垂性のデンドロビュームやセッコク系統のバルブの細いタイプでない限り、健全な生育を目指すならやはり支柱立ては必要な作業と言えます。
特に4倍体系統のデンドロビュームはバルブの充実が花つきの良し悪しに影響するため欠かせない作業です。





支柱で支えることにより、苗全体、株元近くまでしっかりと光線が当たるようになります。
風通しも良くなり、病気や害虫の影響を受けることが極端に減ります。




皆様のご自宅のデンドロビュームも新芽がある程度の高さになり、前に傾きはじめたら支柱で支えてやるとよいでしょう。
株元まで陽が当たり、バルブも素直に真っすぐ伸び、充実します。
さらに新芽を安定させることで根張りもスムーズになるでしょう。

支柱の立て方はここを参考にしてください。

支柱で支えてやりましょう
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2011/06/blog-post_27.html


































2012/04/19

バニラの経過報告

いつもの年に比べて1ヶ月も早く咲き始めた農場のバニラですが、今年はバニラの開花のタイミングと天候不順が重なって、思ったほど受粉がうまく行ってないように思えます。






このように毎日のようにバニラの花は開花してきますが、成果は今ひとつで、花は毎日萎んで脱落していきます。




 うまく受粉できなかった花は下の写真のように数日後に自然に落下します。





受粉に成功したバニラは花が脱落することなく、緑が濃くなり、子房部分が肥大、生長し始めるのですが・・・・このあたりはデンドロビュームとよく似ていますね。



下の写真では3本の花柄(子房にあたる部分)の先に萎れた花が見えますが、両端の花は受粉に成功しています。すでに受粉後10日以上経過しており、花びらは枯れていますがしっかりと付いています。子房部も少し膨らみ、大きく伸びているのがわかります。




真ん中の1本はまだ受粉後2日ほどなのではっきりしません。

今年の収穫は少し寂しい結果になりそうです。



2012/04/18

ハッピーフレンド‘スプリングビューティー’

Den. Happy Friend 'Spring Beauty'
 (Den.Maihime x Den.Hagoromo)  1997年 J.Yamamoto  RHS登録


ハッピーフレンド‘スプリングビューティー’


Den. Happy Friend 'Spring Beauty'




明るい鮮ピンクを弁先に彩る春らしい色彩の大輪花。
開花時期はやや遅いが、丈夫で育て易いため初心者にも最適。


Den. Happy Friend 'Spring Beauty'




Den. Happy Friend 'Spring Beauty'
















ハッピーフレンド‘スプリングビューティー’  に興味をお持ちの方はこちらをご覧ください。

http://item.rakuten.co.jp/dendro/412589/



 

2012/04/17

商品情報(2012/04/17)

山本デンドロビューム園鉢物shopからのお知らせです。






一部商品の販売再開です。いずれも問い合わせの多かった品種です。




Den. Cygnus‘Moon Knight' シグナス‘ムーンナイト’
Den.Cygnus 'Moon Knight'




Den. Peach Fizz‘Aurora’ ピーチフィズ‘オーロラ’
Den.Peach Fizz 'Aurora'



Den.Oriental Gem‘Red Sun’BM/JOGA オリエンタルゼム‘レッドサン’

Den.Oriental Gem 'Red Sun'






スパニッシュモス(ウスネオイデス) 

Tillandsia usneoides




以上、よろしくお願いします。







2012/04/16

残す?残さない?

電話でこんな質問をいただきました。
「花はどこから取ったらいいのですか?」
てっきり茎を残すかどうかの質問と思いましたが、そうではないようです。

茎から伸びた緑色をした花梗(花柄ともいう)を残すべきかどうかという質問のようです。

答えとしては花柄から先の部分のみを取れば良いということになりますが、電話の方はどうも納得いただけない様子でした。見た目が良くないというのが理由らしいのです。






本来はこれで良いのですが・・・


見た目はたしかに良くないですが、通常の栽培の場合でも花柄部分を取ることはありません。
市場出荷等で古い茎の見栄えを良くする場合にきれいに取り去ることはあっても、生育上これを取る必要がないからです。
何より、無理して引っ張れば茎をえぐったり、樹液が手に付いたり、病気、ウイルス病の感染原因になりかねません。


こんなことになったり

ひどい結果が待っています

見た目をきれいにしたいがために、ハサミやカッターなど刃物を入れることは病気に感染する機会を増やすだけです。
どうしてもという場合は、刃先を第三リン酸ソーダで消毒すると良いのですが。
実際に花期の過ぎた花を取る場合ですが、花が終わりに近づけば、このように非常に取りやすい状態になります。

花を摘んで引っ張るだけでこのとおり。
また、何らかの事情で開花状態で取る場合は指を掛けて手前に引っ張れば手に樹液をつけることなく花を取ることが出来ます。


花梗に残った小花柄は自然に乾いて落下します。



細い枝は乾いて自然に落下


 また、この花梗部分を残すことで場合によっては2度花を楽しめる場合もあります。


花梗の付け根部分に生じた腋芽が花芽に変化す場合があり、そのような場合には再び花芽が伸びて来ることがあります。

以下の写真は昨年咲いた部位になります。
葉が既に落葉し、バックバルブとなっていますが、花梗の名残からは新たな花芽が生じて開花しています。

昨年咲いた部位になります。

こちらはファンシーエンジェル‘リセ’。
昨年咲いた上に、葉を落とすことなく翌年再び花芽をつけました。


中には同じ事を繰り返す株もあり、二度どころか三度楽しめることもあるのです。