2015/10/26

デンドロビュームの山下げ作業が終わりました

今期のデンドロビュームの山下げ作業が終わりました。

ハウスの撤去、雪対策の作業はまだ残ってはいますが、今日でほぼすべての植物が山を降ります。



先週から運送業者にも依頼して連日大型トラックで山下げを行ってきましたが、
すべての鉢を無事に持ち帰ることが出来て一安心です。








今期は山上げ栽培の期間中は台風の接近もなく、昨年のように台風対策で毎週のように山に駆けつけるようなこともありませんでした。
ここ数年では最も穏やかな年だったような気がします。


山はもうすっかり冬です。

左の最高最低温度計の左の青い棒の位置で今朝の最低温度が0度近くまで下がったことが確認できます。





岡山に戻ると出荷用の温室はあっという間にデンドロビュームの鉢物で埋め尽くされます。






こうして温室に持ち帰ったデンドロビュームの鉢は年内の開花に向けて、温度管理され、ギフト用の鉢物として出荷されて行きます。

早ければ11月の半ばには初出荷を迎えるでしょう。

私達にとって、一年の中で最も忙しい時期がもうすぐやって来ます。


2015/10/21

スズメバチの巣を駆除しました

山上げ場のある赤和瀬圃場の直ぐ側に大きなスズメバチの巣が見つかりました。
キイロスズメバチの巣です。



9月の山上げの最中から圃場内を日中頻繁にスズメバチが飛び回るのを見かけましたが、すぐ近くにこのような大きなハチの巣があったとはおどろきです。


明日は山下げのために運送業者に依頼して4トントラックを2台手配しています。
トラックの往来の際に背の高い4トントラックの屋根がちょうどハチの巣をかすめそうなため、
万一接触して、スズメバチを刺激して大暴れでもすれば山下げどころではないので
スズメバチの巣を駆除することに決定。

明け方の気温の低い時間帯、ハチの動きが鈍くなっているところを狙って駆除をスタートしました。
まずは巣穴めがけて有機リン系の殺虫剤を噴霧器で流し込みました。
近づくのはやはり怖いので、目一杯噴口を伸ばして注入します。





穴からは慌てたスズメバチが次々と出てくるのですが、早朝で気温が低いためか動きは鈍く、それほど危険は感じませんでした。
4リットルほど注入し終えたところで高枝切り鋏の出番です。






余計な枝を落としつつ、巣を支えている枝を特定し何とか切ることが出来ました。



切ってつかめる機能付きのハサミで巣をつかみ取り、すくも袋に回収する予定でしたが
あまりの重さに切った瞬間、地面に落下、大きなハチの巣が足元に転がってきました。





一瞬焦りましたが、すぐさま用意したにすくも袋に取り込みました。





しばらく日の当たる場所に放置して言いますと体温が高くなったからか、元気のいいハチが次々と巣穴から出てきてはすくも袋の中で飛び回っています。









袋の中にさらに殺虫剤を吹付け、キイロスズメバチの駆除を完了しました。
これで安心して山下げ作業を続けることが出来ます。




2015/10/14

鳥取扇の山の山上げ場の撤収作業

 鳥取の扇ノ山の山上げ用圃場です。






今日はパイプハウスの片付けのためにやって来ました。


夏の間、ここで山上げをしていたデンドロビュームは既に山下げを終えて、ここにはありません。
岡山の温室で加温栽培を始めています。

7月にパイプハウスを建てたばかりですが、冬の大雪に備えてパイプハウスを解体、撤収します。





そのままにしておくと、雪で押しつぶされたり、雪解けの時に雪の塊に押しつぶされてパイプがグニャグニャになってしまいます。


とても爽やかなよい天気でしたが、ひとたび太陽が雲に隠れると寒さで震える気温でした。



標高1300mの扇ノ山では既に紅葉は始まっていて、山頂へ登る途中の車中から見える鮮やかな紅葉に彩られる秋の風景は格別でした。

















何とか夕方までに解体、積み込み完了です。








また来年山上げのためにやって来ます。

2015/10/05

山上げ作業を終えました

例年より随分遅れましたが、昨日山上げ作業を何とか終えることが出来ました。

今シーズンは特大サイズから小鉢まで揃っており、品種的にも昨年よりも豊富な品揃えとなっています。


これらの鉢はすべて年内に開花予定です。





山の気温は随分下がっています。今朝の最低気温は5度でした。


この後は低温処理の様子を見ながら、順次再び山から持ち帰ることになります。
早くに山に持ち込んだ鉢はあと10日程、最後の山上げ株は10月いっぱい低温処理のためにこの場所に留まります。


9月の上旬に山上げをした鉢は既に花芽がしっかりと確認出来ます。
いつ加温を始めても良い状態です。年末出荷が非常に楽しみです。






 デンドロビュームの10月の管理については

デンドロビュームの10月の管理 http://yamamotodendrobiums.blogspot.com/2010/10/10.html

を参考にしてください。

秋の管理は置き場所1つ、水やり1つで今後の開花に大きな影響を与えることになります。是非しっかりと読んで参考になさってください。