2016/08/03

山上げ栽培がまもまく始まります

今年も山上げ栽培の時期が近づいてきました。


お歳暮やクリスマスの頃に店頭に並ぶデンドロビュームの鉢物は、
秋に標高の高い山間部で山上げ栽培を行って、平地よりも早く低温処理栽培をして花芽分化を促すことで年内の開花を可能にします。



今日は山上げの準備のために鳥取県と兵庫県の県境にある標高1310mの山、扇ノ山まで岡山市内から4時間近くかけてやってきました。



 
 
 

作業は毎年、パイプハウスを建てるところから始まります。

標高1300メートルのこの場所では冬は通常でも積雪が2メートルを超える場所です。
ハウスを建てたまま残しておけば、雪の重みでパイプハウスを潰してしまいます。
 
手間のかかる作業ですが、毎シーズン新たにパイプハウスを組みます。














パイプハウスを建てて、遮光ネットを張りました。





植物は地面に直接置きません。
パイプを組み、金網を乗せて棚を設置します。






この準備が終わって、やっとデンドロビュームの山上げが可能になります。

まもなくデンドロビュームの大移動が始まります。