2016/07/18

暑い夏を乗り切るために

18日、中国地方は梅雨明けしました。







最近は年々暑さが厳しくなり、「猛暑」を超えて「酷暑」とまで言われています。

人間にとって厳しい夏ですが、それはデンドロビュームにとっても同様です。
一番暑い時期を迎えて、ご自宅のデンドロビュームの置き場所を今一度見直してみましょう。









直射光線が当たる場所や風通しの悪い場所、コンクリートの照り返しなどにも注意が必要です。
このような場所に置かれている場合、一見影響がないように見えても、植物が何とか耐えしのいでいるだけで、健やかな生育とは言えないかもしれません。

原産地のように常に風の動く地上高い樹上とは全く環境が異なることを理解して下さい。

光線を好むデンドロビュームにとって光線はもちろん必要なのですが、真夏の極端な高温は光合成反応を阻害し、むしろ生育が鈍る恐れがあります。また高温期の直射光線は葉の表面の組織を破壊し、早い時期の落葉に繋がります。

秋までにデンドロビュームの株を健全に成熟させるために、通風を確保して、デンドロビュームが快適に夏を越せるよう環境を整えてやりましょう。

葉が弱ってくると、病気や害虫の被害も出やすくなります。
葉の表面の美しい光沢がいつまでも保持できるよう注意したいものです。





真夏の管理に関連した参考記事も参考になさってください。


真夏日
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2012/07/blog-post_16.html



ハダニhttp://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2011/08/blog-post_03.html


葉水の効果と注意点
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2012/08/blog-post.html


炭そ病に注意します
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2011/08/blog-post_30.html



葉焼けは突然に
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2011/08/blog-post_10.html



バルブが萎びて戻らない
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2011/07/blog-post_22.html






今年の夏は猛暑と予想されているようです。

植物も人間も十分お気をつけて、この夏を乗り切ってください。