2012/11/10

年内最後の輸出準備

先月に続き、来週に予定している苗の輸出の準備をしています。
年内はこれが最後になります。




相手側の書類の不備で当初12月にずれ込むかと心配されましたが、何とか輸出可能になりました。
デンドロビューム鉢物の開花期が近づいていることもあり、作業の調整が心配されましたが何とか出荷が出来ることになりホッとしています。



営利用のデンドロビューム苗は日本国内の生産者向けにも販売可能です。
フラスコ苗だけでなく、CP苗、少苗、中苗とあらゆる段階での納品も可能です。

お気軽に問合せ下さい。

2012/11/08

山上げ場の冬支度

赤和瀬の山上げ場の片付けに来ています。
周囲はすっかり秋の景色です。



屋根に掛かったビニールや遮光ネットを降ろし、岡山に持ち帰ります。



ハウスの中はすっかりと空になっています。



骨組みだけになったパイプハウスには支えのパイプが添えられて、雪に備えます。
現在はこの程度の冬支度で十分なのです。
10年以上前であれば、積雪量は今よりもずっと多く、パイプの支えだけではとても雪の重みに持ちこたえることができませんでした。
冬を迎える前にパイプハウスを全てバラバラにして、春にまたハウスを組み上げるという作業を繰り返していました。



来年の夏までこことはお別れです。
来シーズンもここにたくさんのデンドロビュームを運んで来られるよう頑張りますね。


2012/11/06

名前は大切ですね

デンドロビュームの新品種の名前の登録作業をしています。

実はこれが一番悩む作業です。

名前で売れたり、売れなかったりということもあります。
名付けは慎重に、責任は重大です。





ラン科植物においては初めての交配によって、その交配から花を咲かせた人は国際的なルールに従って命名登録する権利を持っています。つまり、新しく作出した新品種のための登録制度です。
このランの交配種を登録・記録する国際的な機関がRHS(英国王立園芸協会)であります。


戸籍のようなものですね。
 
ここで登録・記録したものが、『サンダース・リスト』と呼ばれるものです。
1852年にランの人工交配が初めて成功して以来、園芸品種としてのランの交配が正確に記録し、残されています。現在まで、すべてのランの交配種が登録されており、このリストに登録された名前は全世界で通用します。

品種改良のために、新たに交配をした場合、その交配親(組み合わせ)による交配が『サンダース・リスト』に登録されていなければ、新たに登録する必要があります。
それを登録することによって、この交配による交配名が国際的に認められます。
その後、同一の交配がなされても、すべてこの交配名が適応されるのです。

育種を続けていく上では最初の交配種が登録されていなければ、次の交配種を登録することが出来ず、そのような場合は、交配親を遡って順を追って登録をしていくことになります。
また、その交配親が不明な場合はいくら良い花であっても登録することは出来ないのです。
育種をする者にとっては、素性の分からない株の存在はあってはならないことなのです。


皆さんに親しまれる、可愛い名前をつけてあげなければいけませんね。

2012/11/05

ベテランと若手生産者に会って来ました

岐阜県の旧知のベテラン生産者を訪ねた山本二郎会長。



これは、弊社社長が元研修生の結婚式出席のため長野県を訪れる際に一緒に同行し、岐阜県の大ベテランのデンドロ生産者の元へ立ち寄った時のショット。



久しぶりに会い、元気にデンドロビュームを生産されている様子を見て、嬉しそうです。



こちらは本来の目的である新たな門出を迎えられる幸せな若いカップルH君夫妻です。



山本デンドロビューム園にて2年の研修おえた後、長野県でデンドロビューム生産に取り組み、現在はイチゴとの複合経営をしているH君です。
若い2人の結婚式は幸せな気分とパワーを貰えますね。

ベテラン生産者と若手生産者、どちらにも益々頑張っていただきたいですね。



2012/11/03

開花温室の様子20121103

最初の山下げからは約3週間が経過しています。


まだデンドロビュームの開花には程遠いですが、徐々に花芽の膨らみが大きくなっているのが分かります。






ちなみにここに載せた花芽の写真はすべて違う品種です。






品種によるバルブの違いはなんとなく分かると思いますが、良く見ると花芽に特徴があります。
違いが分かりますか?


早ければあと30日以内には花が楽しめそうですよ。

2012/11/02

寒ければ良いという訳ではありません

政津農場の外のハウスです。
山上げ栽培と並行して、平地でも少し遅れてデンドロビュームの低温処理を行うため、夏から出しっぱなしにしています。


ご覧のようにビニールの屋根が掛かってているだけのハウスです。
随分朝晩が冷えてきました。


さらにここ数日、一段と冷え込みが厳しくなっています。
そろそろ、温かい温室に入れてやらなくてはなりません。



 
今朝の最低気温が4.5度。
ついこの間まで山の温度の冷え過ぎを心配していましたが、既に平地でもこの気温です。



皆さんの管理はいかがでしょうか?
花を咲かせるためのデンドロビュームの低温処理に必要な温度は13~14度以下の低温で十分です。
それ以上に寒ければ余計に咲くこということはありません。

極端に冷えれば、株を痛め、さらに低温乾燥し過ぎて落葉が進むと、加温を始める頃には葉のない丸坊主の棒きれ状態になります。
その状態では開花に必要な水分を根から正常に吸水でないこともあります。
その場合、本来のサイズでの開花も難しいのではないでしょうか。
一番の心配は根の吸水不良で、鉢の中に水が溜まって根痛みを起こすことです。

全国的に冷え込みが厳しくなっています。
まだ、現在低温処理中で、回数が足りないという場合でも、無理して外に置いたままよりも、屋内で管理したほうが安全です。暖房の影響を受けない温度変化の少い場所を選び、屋内でも安全に低温に当てることができます。
詳しくはこちらをご覧いただくとよいでしょう。

花の咲かせ方
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/p/blog-post.html


デンドロビュームの花芽分化をうまく行うコツは、十分に成熟した株を適切な低温に必要な回数当てるだけで良いのです。


2012/11/01

11月になりました

11月になりました。
デンドロビュームの11月の管理については

デンドロビュームの11月の管理 
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2010/11/11.html

を参考にしてください。

花芽分化を終えた株の中には成熟した茎の各節から花芽の膨らみが確認できるものあります。
この時期の水やり、温度管理が春先の開花を左右します。
じっくり読んで、良い花を咲かせるられるよう頑張りましょう。


年末開花のために慌ただしく山下げが済んだ開花温室とは別に、山本デンドロビューム園の栽培温室では来年の苗も既に十分な生育をして、次の新芽を伸ばすための重要な段階に来ています。
次期シーズンの目玉となるべく新品種が次々とギフト向け品種として投入される予定です。




下の写真をご覧ください。
左の苗は次世代の新品種。右が在来品種のコメットキング‘アカツキ’です



バルブの太さがまったく違います。
決して右のアカツキが細いわけではなく、新品種のバルブが飛び抜けて太いのです。
また肥培管理の差ではなく、品種特性なのです。
一体どんな花がさくのか、花の紹介は開花してからのお楽しみに取っておきましょう。


このあと、加温栽培されている温室では徐々に肥料と水を増やし、新芽のスタートを促します。
苗の状態は、一般家庭より半年近く生育が進んでいます。