2013/09/18

山上げ場を見回って来ました

今回の台風18号では直撃を受けなかったものの、岡山でも雨風共に強く、油断できない状態でした。
台風通過後の昨日はまさに台風一過の青空で光線も強かったため、急遽、山上げを兼ねて鳥取扇の山と恩原高原、赤和瀬にある3ヶ所の山上げ場を見回って来ました。


台風の通過で一番心配されるのは、パイプハウスの倒壊や植物の転倒、破損など物理的な被害ですが、仮に遮光ネット、ビニールへの軽度の被害であっても強風で遮光ネットが飛ばされた後、台風一過でよく晴れた場合は葉焼けや高温障害を起こすことが心配されます。



幸いなことに、今回はすべての圃場で大きな被害もなく、植物も無事でした。





標高1300mの扇の山の圃場では9月を過ぎて、夜間の気温も一段と低くなって来ました。
最低気温は10度を下回っています。右の記憶計は現在の温度(上段)と湿度(下段)を示しています。



今回は植物はもちろん、ハウスへの被害もなくホッとしましたが、この時期は台風が発生するたびに、その進路が気になって気象情報から目が離せません。
 
現在は山上げ作業の最中でもあり、これから9月いっぱいは低温処理のため、標高の高い山間部へ大量のデンドロビュームを運びます。