2013/03/27

美しく咲かせてやりましょう

間もなく3月も終わりになります。
そろそろ一般家庭での無加温栽培の場合でも、デンドロビュームが沢山開花してくる頃だと思います。
お部屋の温度が比較的高いマンションに住まいの場合など、2月頃には既に開花していると言う話もよく聞きます。

でもカタログと同じ花色、大きさで咲いていますか?
デンドロビュームは置き場所、環境によって花色、花の大きさにも差が出ます。

下の写真はオリエンタルスマイル ‘ファンタジー’
低温でゆっくりと咲かせた結果、色に深みが増し、光沢を帯びてまるで蝋細工のような独特の質感で咲きました。
肉厚で光沢ある花弁はプラスチックで出来た造花のようでもあります。


Den.Oriental Smile 'Fantasy' AD/AOS

日中の気温が高くなるこの時期は、窓辺の強光線や高温による蕾への影響にも注意が必要です。この時期に蕾が黄色く変色して落ちてしまうのも高温、乾燥が原因である事が多いです。早く咲かせようと無理をした結果、本来の花色や花の大きさを楽しむことが出来ないこともあります。

オリエンタルスマイル ‘ファンタジー’などオレンジ系統のデンドロビューム元々、開花直後から色に変化のある品種ですが、余程,良い条件で咲かせないと、 本来の花色まで出すことは難しいと思います。

Den.Oriental Smile 'Fantasy' AD/AOS

高い温度で急いで咲かせて しまうと下の写真の真ん中辺りの黄色っぽい花弁のままで満開を迎えてしまいます

Den.Oriental Smile 'Fantasy' AD/AOS

心当たりのある方は以下の2つのリンクを参考に美しい花を咲かせてやりましょう。

開花時の環境に注意します

鮮やかな発色のためには