梅雨明け後の連日の猛暑は栽培場の担当者から聞いてはいたものの、実際に栽培場へ足を踏み入れると、その暑さは尋常ではありません。
日本の夏は、先日まで滞在していたタイの農場よりも暑いのです。
政津農場の温度計は今にも40度超えようかという勢いです。
これは間違いなくデンドロビュームの生育を鈍らせます。
下の写真をご覧ください。
栽培場で葉焼けを起こしているのです。
遮光ネットは当然かかっており、ファンで風も送っていますが、このとおり、高温でやられてしまいました。
直射光線下でなくともこのように葉焼けは起こるのです。
趣味で栽培される皆さんも夏の管理に関して言えば、遮光ネットや寒冷紗のもとでの管理は基本と考えたほうが良いのではと思います。以前のように風通しが良ければ直射光線でもOKとはとても言えない状況です。
加えて、十分な通風を確保することがデンドロに夏を快適に過ごさせる方法でしょう。
実際、我々も夏の間、少しでも風通しよく、環境良く育ててやりたいと考えるため、すべてを外に出すことはかないませんが、なるべく温室やビニールハウスでなく戸外に設置した遮光ネットのみの簡易ハウスで育ててやります。
事実そのほうが明らかに生育が良いのです。
一般家庭でも是非、遮光、通風を考慮し暑い夏を乗り切ってください。