2014/05/31

岡山市は真夏日でした

5月も今日で最後です。

過ごしやすい季節のはずですが、5月前半の朝晩は肌寒く、デンドロビュームを外に出すべきか迷ったり、月末は30度超えの真夏日を連日記録し、突然の猛暑で葉やけを起こすのではと心配になるほど温度変化の激しい月でした。

おかげで趣味栽培の問い合わせのメールや電話もとても多い月でした。


5月最後の日、岡山市は最高気温33℃を記録し、温室の室内温度はは更に高い36℃まで上昇しました。
いきなりの真夏のような気温の中での蒸し風呂状態の温室作業に体がついていけません。
 




下の写真は本日5月31日撮影、先週掲載したものと同じ苗の鉢の中の様子。





先週の写真と比較してみましょう。
左が5月23日に撮影したもの。右が今日、5月31日に撮影したものです。


左が5月23日撮影。右が5月31日撮影。


 1週間でこの伸び具合ですから、
夏までには鉢の中が真っ白な根で覆い尽くされていることでしょう。



明日から6月です。生育最盛期を迎え、日に日に生長を続ける苗を見ていると嬉しくなりますね。


6月の管理は以下を参考になさってください。
梅雨も控えています。本格的な雨のシーズンに入る前に正しい管理をおさらいしておきましょう。


デンドロビュームの6月の管理
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2011/06/6.html

梅雨時の注意
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2012/06/blog-post_08.html


楽しく栽培に取り組みましょう。


2014/05/23

根の伸長が著しい時期です

ひと月前に植え替えしたデンドロビュームは新しい植え込み材料に向かって、ツヤツヤの美しい根が勢い良く伸ばしています。


観察用に透明ポットに植えたのち、黒色ポットを被せて栽培しています





観察用に透明ポットに植えたのち、黒色ポットを被せて栽培しています

デンドロビュームにとって、今はまさに生育最盛期といえますが、私たちプロの生産者はデンドロビューム栽培において、生育の良し悪しを判断する材料として一番に根に注目します。

いくら大きく立派に伸びたバルブを持った株であっても、根が弱っていたり、根の量が極端に少ない状態では決して良い花を咲かせることは出来ません。葉や茎が展開してくるこの時期は根にとっても大事な生育期です。


この時期の水やりで注意すべき点は鉢底から抜けるまでしっかりやることと、それが良く乾いてから次の水やりを行うことです。そうすることで水を求めて新しい根がどんどん伸びていきます。

ついつい大きく伸びるバルブにのみ意識を集中しがちですが、鉢の中にも気配りをして、秋までに鉢の中が真っ白になるほどの根を張らせることを目標にしましょう。

参考にしたい水やりに関するリンクです。





良い花を咲かせようと思えばいかに良い根を張らせるかに尽きます。

「デンドロビュームは根が命」です。



2014/05/10

商品情報(2014/05/10)

山本デンドロビューム園鉢物shopからのお知らせです。 



 在庫限りの特別価格
Den. Mountain Magic 'Lieke' x Den.crepidiferum 'Purple Giant'
マウンテンマジックとクレピディフェラムの交配


http://item.rakuten.co.jp/dendro/10000764/ 
 
マウンテンマジックとクレピディフェラムの交配です。
あまり草丈は大きくなりません。株立ちは小振りですが花が沢山咲きます。鮮やかなピンクの花弁に赤いおちょぼ口のようなリップが可愛いです。
大昔、蘭展にて海外の業者より入手したもの。
現在花は咲いていません。
Den. Mountain Magic 'Lieke' x Den.crepidiferum 'Purple Giant'





Clowesetum Jumbo Lace
クロウェセタム ジャンボ レース


http://item.rakuten.co.jp/dendro/10000763/

随分昔に台湾の業者から譲ってもらったものを保存していました。 鉢も5号鉢植えで大きいです。温室ではいつも8月の終わり頃に開花しています。 生姜のようなスパイシーな香りが楽しめます。 クロウェシアとカタセタムの属間交配種。
現在花は咲いていません。

Clowesetum Jumbo Lace


 



好評につき期間を
5月17日まで特別価格を延長します。

ミニデンドロの苗のお得なセット。


【送料込み】入門用にどうぞ。
ミニデンドロ(小型優良品種) 5種5株セット 

http://item.rakuten.co.jp/dendro/10000558/

初心者の方にも最適なセットです。
販売期間中、品切れになる場合もありますので、ご注意ください。
価格、品質ともに満足いただけるセットです。
 


通常価格6,000円のところ、
GW特別価格 4,000円  (税込)  送料込でご用意いたします。
  

デンドロ栽培に最適な季節に是非、初心者の方にも気軽にデンドロ栽培をスタートしていただきたいと思います。


販売期間 2014年04月26日21時00分~2014年05月17日00時00分 

育てやすくて人気のミニデンドロの苗を5株セットにして、特別価格(送料、税込)にてご奉仕。
同一品種のみ、または複数を自由に組み合わせてもOKです。





5月もさらに追加販売します。





2014年5月10日21時00分~販売予定です。
なるべく多くの方にお譲りしたいので、お一人様1個に限定して販売したします。
弊社はウスネオイデスを仕入れ販売しているわけではなく、あくまでも余剰が出た時のみ、ご奉仕価格で販売させていただいているため、売り切れの際はどうかご容赦ください。


この機会によろしければ ウスネオイデス(スパニッシュモス)を育ててみませんか?
育て方はこちらを参照下さい。

ウスネオイデスの管理




いずれも数に限りがございますので、お早めに。




以上、よろしくお願いします。
お問い合せは info@dendrobium.net  まで。





2014/05/01

5月になりました

数日前までは雨が降り続き、湿った空気で温室内も不快な状態でしたが、やっと天気も回復しました。

5月になって、デンドロビュームの生長も目に見えて著しくなってきます。


山本デンドロビューム園の栽培場では既に50cmを超える新芽を伸ばしたデンドロビュームが競い合うように生育しています。年末の開花には十分なサイズになって来ました。





この時期は生育の最適シーズンであると共に、デンドロビュームの管理が冬の管理から春、初夏の管理へと大きく変わる時期でもあります。

水やり、肥料やり、植え替え作業、置き場所などが大きく異る時期でもありますから、的確な判断でデンドロビュームにとって最適な管理してやりましょう。





以下に5月の詳しい管理、その他デンドロビューム栽培に役に立つリンクをいつものように掲載しておきます。

デンドロビュームの5月の管理
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2011/05/5.html



この時期の管理や作業の選択を誤ると開花時に大きく影響が出ます。



デンドロビュームの植え替えに最適な季節

デンドロビュームの植え替えは適正な鉢サイズを選ぶこともポイントです。
大きすぎる鉢は水やりの失敗を招き、根傷みを引き起こします。


植え替えを迷って8月や9月になってから慌ててするのも良くありません、5月、6月の植え替え最適時に行なっておいた方が結果が良いでしょう。
もちろん、必要のない植え替えは却って逆効果です。
何故この時期が良いのか、秋に行うとダメなのかこちらも参考にして下さい。
デンドロビュームの根、1本1本がいかに重要な役割を果たすか、理解しておきましょう。

デンドロビュームの植え替えにご注意
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2010/09/blog-post_12.html

デンドロビュームの根の伸長
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2011/05/blog-post_04.html



デンドロビュームに肥料をやるなら今が最適

この時期施肥も重要な作業です。

油粕を入れるなら早い時期が良いでしょう。
6月以降に施すと長く効きすぎてしまい、窒素過多で高芽が出る場合があります。
デンドロビュームの肥料(油かす)
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2011/05/blog-post_17.html



 





夜温が暖かくなったら戸外に出してで元気な株に

良い花を咲かせるためには、5月から9月頃までの生育期間中に、いかに新芽を伸ばし、茎を太らせるかにかかっています。デンドロビュームにとって大切な生育期を心地良い戸外で過ごさせて、秋までに立派な株に仕立ててやりましょう。


デンドロビュームを戸外で管理しましょう
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2012/05/blog-post_19.html





春に入手したデンドロビュームの鉢物の管理

ギフトなどでデンドロビュームの鉢物を入手して、つい最近、やっと花が終わったばかりという方はこちらを参考にしてください。
花が終わったら
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2011/01/blog-post_25.html




今シーズンも、良い生育で素敵な花を咲かせてやりましょう。