2012/11/16

箱詰めそして植物検疫

今月の10日から準備を始めた輸出の作業は乾燥を終えたデンドロビュームを箱詰めし、植物検疫を受けるだけとなりました。


十分に根を乾かした後は、丁寧に箱詰めされます。


 葉の向き、苗同士の重なりを考慮して組合わせることで、何段にも重ねて詰めて重量がかかっても傷まないように箱詰めできるのです。







箱詰め作業を終ると事前に予約を入れておいた植物検疫に持ち込みます。
植物検疫とは輸出入の際に互いの国の農業を有害な病害虫から守るための制度です。
日本で検査を受け、相手国でも入国の際に検査を受けることになります。日本で合格したものが現地の検査で不合格になることもあります。



この検査が通らなければ、最短での荷物到着を考慮して組んだ集荷、航空機搭載のスケジュールが全て狂ってしまいます。ですから合格のハンコを押してもらえるまでは気が抜けません。


しっかりと消毒したかいあって無事、植物検疫を終え、植物検疫証明書(Phytosanitary certificates)も発行して頂きました。


ふたを閉じてしまえばあとは現地につくまでこのままです。
現地の植物検疫に合格して、無事に受け取ってもらえるのを祈るばかりです。


これで年内の輸出作業が済み一安心ですが、そろそろ月末から始まるデンドロビュームの鉢物の出荷が忙しくなります。
まもなく温室の中が華やかになります。こちらでもご紹介しますので楽しみにお待ち下さいね。