2012/08/29

株の状態、季節の変化に注意して

8月も最終週に入ったというのに日中は相変わらず暑いです。







しかし、日中の暑さに惑わされて、ついつい真夏と同じ感覚で水やりを続けていると、いつの間にか水やりが過度になり根を腐らせることになります。
デンドロビュームにとって一番大切なのは健全な根です。

せっかく春から伸ばした根を秋に痛めてしまっては、良い花も楽しめませんね。


鉢植えの怖いところは根の様子が確認できないことです。
頻繁に鉢を抜いて見ることは恐らく誰もしないでしょう。

私達の栽培場では徐々に秋の管理に移行しています。
バルブも十分に太り、止め葉もちらほらと見られます。 7月上旬から8月上旬にかけてのような激しい新芽の生育も新しい根の伸長も見られません。


陶器鉢を抜いて子の様子を見ることはできませんが、鉢の重さで乾き具合を判断します。
そしてバルブの艶を見て灌水の要不要を判断します。


先日、問い合わせをいただきました方は、今だに朝と夕方2回の水やりを行なっていますとのこと。

夜温も次第に下がり、ご自宅のデンドロビュームにもそろそろ止め葉の出る頃ではないでしょうか。
気温が高いとはいえ、生育の最盛期ほどに水を必要としていないかも知れませんよ。


そろそろ注意が必要です。