2013/04/24

デンドロビューム苗の輸出作業は無事完了

山本デンドロビューム園では先週からアメリカへのデンドロビュームの輸出と並行して、今月一番大きな出荷である中国代理店へのデンドロビューム苗の輸出作業も行なっています。
すでに貨物の搭載日も決まっていますので、搭載日に合わせて消毒、乾燥、梱包、植物検疫とこなして行く必要があります。


輸出ではたった一匹の害虫の混入も病気の発生も許されません。
植物は薬液に完全に沈めて確実に消毒、殺虫です。

 


消毒、殺虫処理も重要ですが、その後の乾燥作業も実はとても重要で、湿り気を帯びた状態で梱包すると輸送中にカビを発生し、現地の検疫検査に引っかかる恐れがあります。
天候など考慮し、乾燥に必要な日数を予測する必要があります。




しっかりと乾燥させたあと、丁寧に梱包されます。


生き物である植物をベストな状態で相手国に届けるためには、いずれの工程においても作業遅れやミスは許されません。それは輸出許可申請から始まるこれまでの準備、全てを無駄にすることになります。





これらのデンドロビュームの苗は本日無事、植物検疫を合格し、業者へ引き取られて行きました。
現地に到着し、相手に届くまではまだまだ気が抜けませんが、今月出荷予定の全ての苗が手元を離れて今はホッと一安心です。