2012/09/18

台風通過後

台風16号の通過に伴い、17日夕方から今朝にかけて岡山市は雨が激しく降り続きました。

直接の影響はありませんでしたが、強風域にかかっていたため、昨日は市内でも終日激しい風にみまわれました。

心配されるのは、県北や鳥取の山間部へ山上げ中のデンドロやパイプハウスです。


というわけで、山あげを兼ねて見回りをしてきました。

岡山県鏡野町上齋原にある恩原高原の山上げ場です。



道路側からは一見大丈夫そうに見えましたが、中から見上げると大きな穴です。
風で遮光ネットが煽られパイプの金具に引っかかったために、ネットが裂けてしまったようです。


幸い、天気は曇り空のため葉焼けの心配はありませんが、放って置くと直射光線で葉を痛める心配があります。

用意した別の遮光ネットで補修します。



作業をしていると、ハウス脇の牧場から牛が現れました。
昨年まで柵があったのですがなぜか取り払われ、アスファルトの道路を牛が自由に闊歩しています。



ここでの作業を完了し、次に向かうのは鳥取県の扇の山です。
台風の進路から随分離れており、それほど心配していなかったこの場所もやはり遮光ネットの補修が必要でした。

 



台風の通過で一番心配されるのは、上陸、直撃であれば、パイプハウスの倒壊や植物の転倒、破損など物理的な被害ですが、仮に台風の進路より外れていても今回のように遮光ネット、ビニールになんらかの被害が出ることが考えられます。

万一強風で遮光ネットが飛ばされた後、台風一過でよく晴れた場合は葉焼けや高温障害を起こすことも心配されます。

今回は植物はもちろん、ハウスに特に被害もなくホッとしましたが、この時期は台風が発生するたびに、その進路が気になって気象情報から目が離せません。