(Den. Fukujyu x Den. Yuubae)
オリエンタルスマイル‘ファンタジー’
1991年に初花が咲いたこの交配からは‘バタフライ’や‘アカトンボ’など数多くの銘花が選抜されました。
その中のひとつ がオリエンタルスマイル‘ファンタジー’でした。
アメリカ蘭協会の会報の表紙を飾ったオリエンタルスマイル‘ファンタジー’ |
その個性的な色彩が評価されAD/AOSに入賞しました。
世界初ともいえる色彩が高い評価を得たのです。
※AD/AOSは色彩の優れたものに与えられる賞です。
上の写真は1998年11月のアメリカ蘭協会(AOS) の会報の表紙をオリエンタルスマイル‘ファンタジー’飾ったときのものです。
オリエンタルスマイル‘ファンタジー’ |
アカネ色の色彩がたいへん美しい品種です。
今までに無い色彩と見事な花付きで、各地で開催されるラン展では圧倒的な人気を誇りました。
オリエンタルスマイル‘ファンタジー’ |
生育が非常に素直で趣味栽培にも適しています。
花付きが非常に良く、アカネ、オレンジ系統とは思えない見事な着花で楽しませてくれます。
10号鉢に仕立てられたオリエンタルスマイル‘ファンタジー’ |
このような大きな鉢物にも仕立てることが出来る花付きの良さは他のアカネ、オレンジ系統の品種には見当たりません。
さて、ここまで見てきて何かお気づきになりましたか?
同じ花なの色合いが違います。なんだか別の花のようにも見えますが、すべてオリエンタルスマイル‘ファンタジー’なのです。
デンドロビュームの場合、特に黄色、アカネ、オレンジ系統の花は咲き初めと満開時の色が異なります。咲き始めの薄い色から次第に本来の色が出てきます。
下の写真は左のほうが咲き始めの オリエンタルスマイル‘ファンタジー’です。
全く別の花のようですね。
良くこの時点で「違う花が咲いた」とご連絡いただくほどです。
右にいくほど満開に近くなり、本来のアカネ色がきれいに発色しています。
このように見てみると、オリエンタルスマイル‘ファンタジー’は開花直後から満開時までの色彩の変化もじっくりと楽しむことが出来る素晴らしいデンドロビュームであることがわかります。
オリエンタルスマイル‘ファンタジー’に興味をお持ちの方はこちらをご覧ください。
http://item.rakuten.co.jp/dendro/404087/