今日は山上げ栽培中のデンドロビュームのハウスに霜除けのビニールを掛けています。
一部には山下げを開始した鉢物もありますが、まだ2週間は置いておく必要のある鉢物もあります。
標高の高い山間部のため10月中旬以降には降霜の心配があるためです。
今朝の最低気温は6度でした |
平地では初霜が降りるのはまだ随分先だと思いますがこれから、戸外でデンドロビュームを低温に当てようという方もいらっしゃると思います。今後の気象情報には充分注意が必要です。
簡易のパイプハウスにビニールで屋根を張ります |
花芽をつけるための方法として、今でこそデンドロビュームを霜には当てないことが常識として一般にも浸透していますが、まだ花芽分化の条件が知られていなかった昔には、「秋口に霜に2~3回当てて温室に入れると良い」と言われることもありました。
また過去にはそのように実践されているお客様の声をらん展会場で数多く耳にもしました。
霜にさらされると葉が痛み落葉しますし、最悪の場合株そのものがだめになる場合もありますので、注意が必要です。
戸外で管理中の場合は軒下に入れる等、霜が直接当たらないように工夫するとよいでしょう。雨除けにもなりますので葉の病気も防ぐことができます。
また霜が降りるほどの気温が下がっている地域であれば、室内でも玄関や窓辺でお部屋の中でも14度以下にすることは可能であると思います。
デンドロビュームは5度や6度でも大丈夫ですが極端な低温は落葉を促進したり、株を弱らせることになります。
無理をしないで温度管理をしたいものです。