(Den.Super Star x Den. Corona)
ファンタジア‘クラウン’GM/WOC,HCC/AOS
ファンタジア‘クラウン’GM/WOC,HCC/AOS |
ファンタジア‘クラウン’は発売当時、紅紫系デンドロビュームとしてはの最大級の花でした。
紅紫の花弁に豊大なリップは濃黄色を彩るとても美しく大きな花です。
花梗は太く丈夫で正面咲きに整然と咲く非常に育てやすい品種で、営利生産品種としても充分に通用する花つきと育てやすさから1990年代には全国のデンドロ生産農家でも栽培されていました。
この当時は農水省の品種登録の関係から正式名称のDen.Fantasia 'Crown' ファンタジア‘クラウン’ではなく ファンタジー‘クラウン’として国内では流通していました。
1987年3月に東京都の向ヶ丘遊園で開催された第12回世界蘭会議でファンタジア‘クラウン’はGM/WOC(ゴールドメダル)を受賞しました。
世界蘭会議と言うのは3年に1度、世界各地で開催されるイベントでランに関する研究の発表や展示、審査が行われます。
世界蘭会議が日本で開催されたのはこの時が初めてであり、この日本での開催がきっかけとなり1991年以降、東京ドームで毎年世界らん展日本大賞が開催されるようになったのです。
ファンタジア‘クラウン’(第12回世界蘭会議にて) |
さらに1990年には名古屋国際蘭展にてファンタジア‘クラウン’は最高賞のオーキッド オブ ザ イヤーにも選出されました。
国内の洋らん展の中では沖縄国際洋蘭博覧会に次ぐ歴史と伝統ある名古屋国際蘭展のはじめての開催年に栄誉ある最高賞をいただいたのです。
ファンタジア‘クラウン’(第1回名古屋国際蘭展にて) |
ファンタジア‘クラウン’はその他にもHCC/AOS(1991年入賞)等の受賞歴を持つデンドロビュームの銘花といえます。
ファンタジア‘クラウン’に興味のある方はこちらをご覧ください。
http://item.rakuten.co.jp/dendro/1429965/