2010/10/04

山下げが本格的に始まりました

山本デンドロビューム園では9月の末よりデンドロビュームの山下げが本格的に始まりました。
8月下旬より低温処理のために鳥取、扇ノ山で山上げ栽培していたデンドロビュームを再び岡山の栽培場に持ち帰ります。
今年は猛暑の影響で例年よりもやや遅い山下げのスタートですが、開花に必要な低温に充分に当たったデンドロビュームの中には既に花芽が確認できるものもあります。




花芽が確認できます


低温の回数も充分当たり、花芽分化をしていますので、あとは温室で加温栽培してやれば約50日程度で開花が始まります。


コメットキング‘アカツキ’の花芽


写真の花芽の様子は山下げ後、温室で管理して既に4日ほど経過していますが、山下げ当日よりもわずかですが膨らんで来ています。
完全に花芽分化した株は開花のための準備が出来ていますので、加温を始めると、一斉に花芽が膨らんできます。


コメットキング‘アカツキ’の花芽





シーマリー‘スノーキング’の花芽

これからの天気によっても開花日数は前後しますが、ギフト用の鉢花の需要が増えてくる12月の上旬に開花が間に合ってくれることを祈るばかりです。


これからは花芽が日ごとに大きく膨らんでいく様子も紹介していきたいと思います。