2012/06/08

梅雨時の注意

関東では真夏日のところもあったようですが、西から次々と梅雨入りしていますね。



梅雨時の注意点、管理を改めて書いておきます。


梅雨の雨に当てても平気です

既に戸外で管理している場合は、雨が降ったからといって慌てて室内に取り込む必要はありません。
梅雨の雨は鉢の中の古くなった水分や余分な肥料分を洗い流してくれ、酸素を含んだ新鮮な水のおかげで、驚くほどの根が張り、立派な株に育ちます。

梅雨の雨にあたり、活き活きとした根

しかし、数日間降り続くような長雨で、葉や茎が常に濡れた状態が続く場合には、葉や茎に病気の発生が心配されます。雨避けのために軒下などに非難させたほうが良いでしょう。


葉の病気に注意


この期間は湿度が高い状態が続き、斑点病や軟腐病が心配されます。発病により、葉を落としてしまうとその後のバルブの生育に良くありませんのでくれぐれも注意をしましょう。


雨が長期間降り続く場合は注意

写真のように長雨に打たれ続けると、目には見えませんが葉が擦れ合って、葉の表面も傷つき、葉の表面が濡れた状態が長時間続けば、黒斑病などの斑点病が発生することがあります。

斑点は次第に大きく、範囲は拡がる

さらに天候不順で日照不足、多湿状態が長く続くと植物体の活性も下がってきます。
古い茎の葉が落葉する時期でもあり、落葉後にこれを長く放置しておきますとカビが生えて、次の病気の感染源にもなりかねませんので速やかに取り除くことが肝心です。

写真は病気で落葉したのではなく、落葉したあとの葉にカビが生えたものです。


また展開中の柔らかい葉には疫病が発生しやすくなります。

柔らかい葉の展開部分がなりやすい

早期発見、早期予防が肝心です。ダイセン水和剤やトップジンM水和剤の散布が有効です。
当然ながら、通風を良くし環境を整えてやることも重要です。




根腐れに注意


植え替え直後の株や、少し弱った株のような養生が必要な場合には長雨により、逆に根を痛める可能性もあります。

水やりが十分で、鉢がよく湿っているのにもかかわらず、バルブに皺が出て痩せてくるようなら、根痛みの恐れがあります。根の状態をみて必要なら植え替えをしてやります。
もちろん、雨に当ててはいけません。

すでに腐ってしまった根

湿度が非常に高いので、鉢の中が非常に乾きにくくなります。 梅雨が明けるまでは、乾いてからの水やりで大丈夫です。良い根がたくさん張れば、良い花を咲かせることが出来ます。
「デンドロビュームは根が命」です。




光線不足に注意


梅雨時の天気は晴れ間が少なく、光線不足になりがちです。
わずかな時間も大切に日光に当てるよう管理したいものです。

若い新芽のうちから株元にしっかりと光線のあたった株と、日当たり悪く、通風の悪い環境で育った株とでは、生育に大きな差が出ます。

バルブの充実不足は花つきに影響します
上の写真、左右の2つの株はどちらも同じ品種ですが、光線不足で徒長した株と十分に光線を浴びて育った株とではその生育に明らかな違いが見られます。




突然の晴れ間にも注意


長雨で日照不足が心配な時期でもあります。梅雨の中休みの僅かな時間でも日光に当ててやりたいところですが、注意しなくてはならないのが、梅雨の晴れ間の強光線です。

梅雨の晴れ間は空が澄んで光線が強烈な場合が多く、戸外へ出して間がないデンドロビュームにとっては直射光線に慣れておらず、葉焼けなどの高温障害を起こす心配があります。
以下の写真は葉焼けの一般的な症状ですが、このようにならないためには、早めに遮光をしたり、風通しの良い場所の確保など対策を考えておくべきでしょう。


葉焼けの症状


害虫にも注意


ナメクジ、ウスカワマイマイが活発に動き出す時期です。
新しく伸びた根や新芽の先を食べられてしまいます。

株元、鉢底を注意して見ましょう

鉢の中に卵を産み付けられると駆除に大変困ります。
さらにナメクジ、ウスカワマイマイの食害によってウイルスの媒介が心配されます。早めの発見、駆除が必要です。
ナメクジ、ウスカワマイマイ対策はコチラを参照ください。
ナメクジの被害

ウスカワマイマイ




以上のことに注意して、梅雨の季節を乗り切りましょう。


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