8月になって、デンドロビュームの生長も著しく、水やり、その他の管理で忙しいことと思いますが、生育期としては既に後半を過ぎています。
デンドロビュームの葉の色、茎の色が濃くなりすぎていませんか?
来春開花予定の株に対しては8月に入ってからの肥料は液肥であっても必要ありません。
下の2枚の画像は窒素過多で茎の充実が充分でない様子です。
葉や茎の緑色は濃く 、大きく垂れ下がっています。
このような状態では決して良い花の開花は見込めず、本来のサイズ、花色、花数を楽しむことができないでしょう。
健全な生長を遂げた株は茎の色、葉の色は濃すぎず、美しい黄緑で瑞々しく張りがあるものです。秋までには更に飴色に近いほど茎の色は褪せてきます。
ご自宅で栽培中のデンドロビュームが現時点でこのような状態である必要はありませんが、秋までにはバランスのとれたバルブ(茎)に仕立ててやりましょう。
また、このようにすでに充実した株であっても、追い打ちをかけるように窒素肥料を施すと、秋にバルブ(茎)が完成した時点で高芽が出ることがあります。
もともと、着生ランであり肥料はそれほど必要としないデンドロビュームにとっては、生育初期以外の大量の施肥はマイナス効果でしかありません。
是非、基本を守ってデンドロビュームの栽培を楽しんで、良い花を咲かせてください。
デンドロビュームの月別管理
デンドロビュームの葉の色、茎の色が濃くなりすぎていませんか?
来春開花予定の株に対しては8月に入ってからの肥料は液肥であっても必要ありません。
下の2枚の画像は窒素過多で茎の充実が充分でない様子です。
葉や茎の緑色は濃く 、大きく垂れ下がっています。
茎が細く大きな葉が垂れている |
茎が葉で覆われて見えていない |
健全な生長を遂げた株は茎の色、葉の色は濃すぎず、美しい黄緑で瑞々しく張りがあるものです。秋までには更に飴色に近いほど茎の色は褪せてきます。
ご自宅で栽培中のデンドロビュームが現時点でこのような状態である必要はありませんが、秋までにはバランスのとれたバルブ(茎)に仕立ててやりましょう。
瑞々しく健全な株 |
また、このようにすでに充実した株であっても、追い打ちをかけるように窒素肥料を施すと、秋にバルブ(茎)が完成した時点で高芽が出ることがあります。
高芽が出ているのは本来、花の咲く部分 |
是非、基本を守ってデンドロビュームの栽培を楽しんで、良い花を咲かせてください。