2011/08/03

ハダニ

暑い時期にデンドロビュームに発生しやすい害虫の一つにハダニがあります。

急に葉に元気がなくなり、葉の裏が白っぽくなっているのなら、ハダニの発生を疑ってみましょう。


葉の裏全体が白っぽくなってきたら要注意


デンドロビュームの葉に多くみられるのがカンザワハダニ、ナミハダニです。
体長1ミリ以下と非常に小さいため気が付きにくい害虫です。
いずれも赤色や、黄色がかった体色で葉の裏に密集して樹液を吸収するため、次第に葉は元気がなくなり、葉の機能を失ってしまいます。

ハダニが確認できる

温室内では周年を通して発生が見られますが、高温乾燥の環境を好み、一般の家庭栽培の場合は気温が高くなる梅雨明け以降からの発生が多くみられます。




ハダニへの対処法ですが、 まず一番は栽培環境を整えることです。
デンドロビューム同士は密集を避け、間隔を開けて栽培し、風通しよくすることで発生を抑えます。
灌水時に葉の裏にも水がしっかりかけてやることで、ハダニの発生を抑え、また発生したダニそのものを減らすことが出来ます。
たいへん小さな虫なので、見落としがちですが、こまめに葉の裏をチェックすることで早期発見にもつながります。

健全な葉の裏と被害を受けた葉の裏を比べてみましょう。

健全な葉の裏


ハダニの被害を大きく受けた葉の裏


実際に発生している場合には、発生の見られる葉の裏を濡らしたティッシュで直接拭き取ることでハダニそのものを直ちに減らすことが出来、効果的です。

市販の殺ダニ剤の使用も良いですが、デンドロビュームの葉や茎に薬害が生じないか確認してからの使用をお勧めします。またハダニは発生のサイクルが非常に早いため、一度の散布では効果が上がりません。さらに薬に対する抵抗性が生じやすいので、繰り返しの使用は避けます。



一般家庭でのハダニ対策は環境整備と葉の裏チェック、直接の拭き取りが確実のようです。