Dendrobium Blogを始めて最初に品種紹介をしたのが、ラブリーバージン‘エンジェル’だったのですが、準備不足でブログをスタートしたこともあって、満足な画像も用意できず、品種紹介とは程遠いものになっていました。
そこで、改めて ラブリーバージン‘エンジェル’について紹介します。
Den.Lovely Virgin 'Angel'
(Den.Fujimusume x Den.Cherry Glow) 1977年 J.Yamamoto RHS登録
ラブリーバージン‘エンジェル’
完全な1方向咲きのデンドロビュームとして最初にデビューした品種です。
育種家山本二郎がデンドロビュームの品種改良を目指した当初は、そのほとんどが金持ちの趣味者向けの対象として扱われ、コンテスト入賞の条件となる花型と色彩だけが重要視されていました。
そこで、「高価なランを大量生産して大衆化する。」という目標を掲げていた山本二郎は、花き産業として発展させるには、それ以外に草姿、花保ち、輸送に耐える花梗の丈夫さ、色彩の変化など数多くの改良が必要であると考えたのです。
このころのデンドロビュームの着花は、茎の左右に花梗が交互に出て、振り分け咲きとなるものが通常でした。そのため、出荷に際して、化粧鉢に3~4株くらい寄せ植えすると、花の半数は内側に向いて咲くことになります。それでは、たとえ1鉢に50輪咲いていたとしても、実際に観賞できるのは25輪になってしまいます。
この間題を解決するために数多くの交配を重ね、遂に1方向咲きの品種の作出に成功したのです。最初に発表したこのラブリーバージン‘エンジェル’は、典型的な1方向咲きで、多く人々を驚かせました。欧米諸国の人々の中には、太陽光線の方に向いて咲くのではないかと真顔で言った人もいました。太陽光線には関係ないことをずいぶん説明したといいます。よほど驚異だったと見えて、その後、彼らに Mr.Yamamotoは「東洋のマジシャン」だとニックネームをつけられることにもなりました。
この品種の開発によりデンドロビュームの観賞価値は倍加され、世界的に普及したのです。
ラブリーバージン‘エンジェル’に興味のある方はこちらをご覧ください。
http://item.rakuten.co.jp/dendro/10000787/
そこで、改めて ラブリーバージン‘エンジェル’について紹介します。
Den.Lovely Virgin 'Angel'
(Den.Fujimusume x Den.Cherry Glow) 1977年 J.Yamamoto RHS登録
ラブリーバージン‘エンジェル’
Den.Lovely Virgin 'Angel' |
完全な1方向咲きのデンドロビュームとして最初にデビューした品種です。
Den.Lovely Virgin 'Angel' |
育種家山本二郎がデンドロビュームの品種改良を目指した当初は、そのほとんどが金持ちの趣味者向けの対象として扱われ、コンテスト入賞の条件となる花型と色彩だけが重要視されていました。
そこで、「高価なランを大量生産して大衆化する。」という目標を掲げていた山本二郎は、花き産業として発展させるには、それ以外に草姿、花保ち、輸送に耐える花梗の丈夫さ、色彩の変化など数多くの改良が必要であると考えたのです。
このころのデンドロビュームの着花は、茎の左右に花梗が交互に出て、振り分け咲きとなるものが通常でした。そのため、出荷に際して、化粧鉢に3~4株くらい寄せ植えすると、花の半数は内側に向いて咲くことになります。それでは、たとえ1鉢に50輪咲いていたとしても、実際に観賞できるのは25輪になってしまいます。
この間題を解決するために数多くの交配を重ね、遂に1方向咲きの品種の作出に成功したのです。最初に発表したこのラブリーバージン‘エンジェル’は、典型的な1方向咲きで、多く人々を驚かせました。欧米諸国の人々の中には、太陽光線の方に向いて咲くのではないかと真顔で言った人もいました。太陽光線には関係ないことをずいぶん説明したといいます。よほど驚異だったと見えて、その後、彼らに Mr.Yamamotoは「東洋のマジシャン」だとニックネームをつけられることにもなりました。
試験栽培中のラブリーバージン |
この品種の開発によりデンドロビュームの観賞価値は倍加され、世界的に普及したのです。
初花開花時のラブリーバージン(スライドから) |
ラブリーバージン‘エンジェル’に興味のある方はこちらをご覧ください。
http://item.rakuten.co.jp/dendro/10000787/