2010/08/05

デンドロビュームの種

大きく膨らんだデンドロビュームの子房


大きく膨らんだきれいな緑色の鞘がたくさん見えます。
この中に数万から数百万のデンドロビュームの種がぎっしりと詰まっています。

この中に黄粉のような小さい種が入っています

画像は今年の1月に交配させたデンドロビュームの種です。 
播種まではもう少し成熟が必要です。

山本デンドロビューム園では品種改良のため毎年1月から3月にかけてデンドロビュームの交配作業を行ないます。
交配が成功すると花が萎んで子房が次第に膨らんできます。
この状態で7か月から8か月くらい成熟させるのです。 
あまり長く置いておくと鞘が弾けて破裂します。


フラスコの培地を経て成長に合わせてポットへの移植を繰り返すのですが、実はデンドロビュームは播種後、初花を見るまでには5年もの歳月がかかるのです。


早いものは4年目の冬に花を咲かせることは可能ですが
背丈も低く本来の株立ち、花付き等、商品性を判断するには充分なサイズではないためほとんどが5年目の冬の開花で選抜されます。
毎年1万鉢以上の初花を咲かせても選抜して残すのはわずか数十鉢。
しかもそのすべてが商品になるわけではなく、性質を見極めるためさらに作り込んだり、
交配を重ねるための材料に使われるのです。
この地道な作業の繰り返しで山本デンドロビューム園の品質が保たれているのです。

2月上旬、一斉に咲く実生初花

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