水苔を使用する場合には通気性の良い素焼き鉢を使用します。
プラ鉢や表面に釉薬のかかった陶器鉢は通気性が悪いので水苔植えには向きません。
根が長くて折れてしまいそうな場合は、2~3分水に浸して柔らかくしてから作業に入ります。
鉢はあまり大き過ぎないよう注意します。
水苔はよく水に浸し、軽く絞ったものを用意します。
鉢底にナメクジや害虫の侵入を防ぐためネットを敷きます。
水はけを良くするため砕いた発泡スチロールを入れてやります。
軽石や素焼き鉢の欠片でも構いません。
水苔で根を束ねるのではなく、鉢の中で自然に広がった状態になるよう、水苔を根の内側に挟みこんでやります。
植える予定の鉢より気持ち大きめに水苔を巻きつけます。
全体的にバランス良く鉢の中心にくるよう、深植えに注意しながら植えてやります。
根の部分のみが植込み材料の中にあり、茎の基部は必ず地表部に露出していることが重要です。
植え替え直後は多量の水やりや肥料は控えます。
根が活着して新しい根がの伸び始めてから、通常の管理に戻してやります。
※登録品種の増殖について
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種苗法では育成者権者に無断で、営利を目的として繁殖または販売することは禁じられております。
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