2010/11/12

Den. Himezakura 'Sanokku' ヒメザクラ‘サノック’

鉢物商品としてまた趣味栽培としてもおすすめなデンドロビュームを紹介します。


 Den. Himezakura 'Sanokku'  

(Den. Oberon x Den. Cassiope)

ヒメザクラ‘サノック’ 

(農林水産省 品種登録番号 5835  農林水産省への登録名称はエッチ サノック  




ヒメザクラ‘サノック’



ヒメザクラ‘サノック’5.5号

弁先にほんのりピンクを彩る優しい花が株元から見事に着花する大変花つきの良いデンドロビュームです。リップの奥に彩られた赤紫の目も美しく可愛らしい。

カシオープ系の小型品種と4倍体品種を交配作出したもので、花つきが抜群に良いのが特徴です。



ヒメザクラ‘サノック’2.5号

苗サイズのほんの小さな株にも溢れるような花つきに驚かされますが、ヒメザクラ‘サノック’はさらに驚くべき特性を備えています。
デンドロビュームの開花に必要な低温に当てることなく花芽分化を起こしますので、秋の低温に当てる必要もなく、面倒な温度管理なしで開花を楽しむことが出来るのです。



まだ小苗にも拘らずこの花つきの良さ

いわゆる3倍体系と呼ばれるこの品種は花芽分化のための低温処理をほとんど必要としない画期的な品種であり、ヒメザクラ‘サノック’は国内のデンドロビューム営利栽培農家にとってデンドロビュームの生産性と収益性を飛躍的に高めた品種と言えます。
このことは国内にとどまらず、海外の生産者から大きな注目を浴びることになりました。



以下の画像は苗として管理している11月の栽培場のヒメザクラ‘サノック’の様子です。
ヒメザクラ‘サノック’の苗は低温に当たることなく、加温栽培のまま自然に花芽分化を起こし、膨らみ続けています。
この花芽は低温処理をしなくとも、決して高芽になることなく、確実に花へ育ちます。


きれいに花芽が付いています


秋に低温に当てていなくてもこのとおり


栽培場のサノックにはすべて花芽が確認できます


わずか10cm程度の小さな苗にも花芽が確認できます



趣味でデンドロビュームを始めるなら、ヒメザクラ‘サノック’からと言っても良いくらいです。
ギフトで贈っても、その後の管理が楽で、翌年も花を楽しむことが簡単に出来るでしょう。


ヒメザクラ‘サノック’に興味をお持ちの方はこちらをご覧ください。