ハマキムシは、 糸を出して葉と葉を重ねてくっつけたり、巻き込んで筒状にしてその中でデンドロビュームの葉を食べてしまいます。
葉巻のように葉を巻いてしまうことから葉巻虫と名付けられたようですが、成虫になるとハマキガ科の蛾になります。
葉が内向きに閉じて合わさっています |
この写真のようにデンドロビュームの葉が閉じてくっついている場合は中にハマキムシがいる可能性があります。
葉を広げるとハマキムシがいました |
かなり大きな食害痕を残しますので、見た目も悪いですし、何よりも葉の機能を損ないます。
ハマキムシがいる場合はかなり目立ちますので殺虫剤を散布するよりも見つけたら葉ごと押しつぶして駆除したほうが効果的です。
この時に閉じた葉を開いて虫を確認しようとすると、後退りして飛び出してしまいハマキムシ見失うことがありますので注意が必要です。
糸で幕を作り、その中で葉を食べています |
ハマキムシがデンドロビュームに大量発生することは滅多にありませんが、庭木やガーデンニングをしている環境ではそちらのほうから拡がってくるかもしれませんので注意してください。
万一、大発生して困った場合はオルトラン水和剤やスミチオン乳剤がホームセンターや園芸店等で入手しやすくて効果があるでしょう。