23日の岡山市の最低気温は急激に下がり、寒いと感じる程でした。24日も同様に冷え込み、明け方の気温が17度まで 下がりました。
山上げ栽培を行っている鳥取の扇の山や岡山県北の山間部でもデンドロビュームの低温処理に必要な条件を満たす気温である14℃以下の低温は充分に下回っています。
岡山県苫田郡鏡野町上齋原の山上げ場 |
ここは山本デンドロビューム園の山上げ場の一つ、岡山県苫田郡鏡野町上齋原にある圃場です。
この圃場は鳥取よりは標高が低いために気温が下がる時期が遅く、9月いっぱいは山上げを行います。今日も山上げのためトラックでデンドロビュームの移動が行われています。
すべて12月に開花予定のデンドロビュームです |
作業の途中に圃場の周りでいつもと違う光景に気がつきました。
圃場のすぐ脇の草むらのあちこちに大きく掘り返した跡が目に付きます。
どうやらイノシシの仕業のようです。
今年は特にイノシシ被害が深刻で、全国で農作物が荒される被害や人が襲われるなどの被害のニュースをよく目にしますが、この山上げ場の付近も例外ではないようです。
夏の猛暑などのため、山のエサが不足していることがイノシシが里に下りてくる原因とされています。
イノシシの掘り返した跡 |
罠の中に白く見えるのが米糠 |
イノシシの出没場所なのでしょうか、地元の方が設置した大きな罠がありました。
罠の中に米糠が撒いてあったのでなぜかと思ったのですが、実は米糠はイノシシの大好物なのだそうです。
かなり大きな鉄の檻の罠です |
おなかを空かしたイノシシが暴れて山上げ栽培中のデンドロビュームに被害がなければ良いのですが。
デンドロビュームが無事に低温処理を終えて山から帰ってこれるのか少し心配になりました。